エイサーみたいな、執筆を
何のために書くか
そう問われれば、結論、好きだから書くのです
自分のためです
書いていると、よくわからないぐちゃぐちゃしたものが、結び目になって、にょきっと現れることがある
それが面白い
だから書く
そして時に、読んでくださった方が、おもしろかったよ、と言ってくれる
それは本当にうれしいことです
最近は、公開しない、公募するための小説ばかりを書いていて
ブログやSNSを全く書かない日々が続いていました
あまり推敲せずに書いたものを、そのまま完成とする行為を、意識的に控えていました
ぐちゃぐちゃした文章を公開することが、怖かったんです
自分の言葉が呪いみたいに、あとからあとから襲いかかってくることもありました
でも週末にエイサーをみて、おや、と思いました
私は肩ひじ張りすぎだったのではないか、と
エイサーって見たことある人には伝わるかと思いますが、すごいエネルギーですよね
イーヤーサーサー!ハーイヤ!って大きな掛け声と、地響きみたいな太鼓の音
今回は歩行者天国になった道で、エイサーがどんどん通ってゆく、「エイサー天国」なるものをみていたんですけれど
本当に、大太鼓が当たっちゃうんじゃないかっていう、ど迫力でした
エイサーは、改めて調べますと、こういうものだそうです
それで、もちろんものすごいエネルギーを感じるんですけれど、実はみんな太鼓と踊りをしながら、隣の人とおしゃべりしたり、お茶を飲んだり渡したり、泡盛を飲んだりまでしている
イーヤーサーサー!ってすごいエネルギーでやる気満々、一心不乱かと思いきや、すごく肩の力の抜けている部分もある
汗だくで真剣そのものだけれども、みんな楽しそうで、すごく安心も伝わってくるんです
それは、喜び、という言葉がもっとも当てはまっているように思いました
適当とは、全然違う
もちろん100%以上なんだと思うんです
参加していた知り合いの中学生に、すごく練習した?と聞くと、しに練習した(とても練習した)、とのこと
それはそうなんですよね、きっと
エイサー、その唄、踊り、音に共鳴して、共振して、心がぴーんと、はちきれそうだったんですけれど、同時にもうちょっと固くならず、色々文章を書いてみようという、ゆるやかな気づきをもらいました
ものすごいエネルギーと、ものすごい脱力
それを併せ持つエイサー、また、そこに居合わせたい
そして、そんな執筆体験もしていきたい
※写真は2022年8月27日(土)読谷村高志保のエイサー天国のものです
こちらに動画での紹介がありますので、ご関心のある方はぜひご覧ください