「ベッキーと未知との対話」を観て感じたこと・・・ダイバーシティってなんて説明したらいいんだろう?
ツイッターで「ダイバーシティ」と検索してみた。
どれくらいつぶやかれているんだろう?
思ったほど、というかほとんどヒットしなかった。
そんなことをしてみたのは
3月12日(火)深夜、東海テレビ(フジテレビ系)である番組をみたから。
「2020年の東京オリンピックパラリンピックを目前に、『ダイバーシティ』という言葉が広く使われるようになりました。ひとりひとりの個性を尊重し多様性を認め合う価値観が重要とされています。
手探りでコミュニケーションの方法を模索しながら、個性が交じり合っていく様子を通して『ダイバーシティ』の意味をもう一度考えてみましょう。」
堀潤さんのそんなナレーションから、はじまるドキュメンタリー番組だ。
-------------「ベッキーと未知との対話」-------------
さまざまな個性を持つ、初対面の6人が1泊2日の合宿で巨大な絵を描く。
参加者は、タレントでアート活動もしているベッキーさん。
大学生で演劇を主宰する視覚障害者の関場理生さん。
大学で手話講師を務める聴覚障害者のかえでさん。
3年前に歯肉がんを患った80歳の原田泉さん。
アメリカで生まれ、現在は日本の大学で英語を教えているディラノさん。
車椅子ジャーナリストとしてマイノリティの取材を続ける徳永啓太さん
年齢も性別も出身もバラバラの6人は、手話や筆談も含めて、
互いの手を取り合いながら対話の方法を見つけていく。
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自己紹介で、お互いの体や過去のことを伝え合い、
話し合いながら、絵のテーマを決めて、
アイディアを出し合いながら、描きすすめる。
絵の具を上手にパレットに出せない人がいたら、すっと手助けしたり
目の見えない人の手をとって、筆致に触れてもらったり
誰か疲れている人はいないかな?と気づかったり・・・
人が、相手を受け入れたり、相手に受け入れられたり、
そんな光景は見ていて、とても心が温かくなる。
合宿を終えた参加者の顔は、みんな晴れやかで、
見終ったら、やさしい気持ちになる番組だった。
これは、理想の社会の縮図だなぁと思った。
これを社会全体で実現していくには、どうしたらいいのだろう?
番組に集った人たちは、不安は抱えていたかもしれないけれど
番組の趣旨を理解して、受け入れ、受け入れられようという
前向きな姿勢の持ち主。
でも、世の中はそんな人ばかりじゃない。
私だって、普段から積極的にいろんな人と関わり合い
良い社会を築こうとしているかというと、そうではなくて、
きっと必要に迫られないと、なかなか関わりを持てないと思う。
世の中、そういう人が多い。
でも、今回私が番組を観て、再認識したように
世の中にはいろんな人がいることが当たり前で、
みんなが快適に過ごせる状態を、
みんなで目指す姿は幸せな光景だ。
という認識は、広まればいいなと思う。
そして冒頭のツイッター検索の話に戻るのだが、
そのためには、まず「ダイバーシティ」という言葉が
もっと浸透していくことが必要だと思う。
「ダイバーシティ」ってなんて説明したらいいんだろう?
世の中への浸透を目指す前に、まず自分の中で整理してみる。
●「ダイバーシティ」ってなに?
「ダイバーシティ」は直訳すると「多様性」。
でも、「多様性を認め合う社会」という意味で良く使われている気がする。
●「多様性を認め合う」ってどういうこと?
お互いの違いを知って、話し合いながら、
お互いが快適に過ごせる社会を作っていくこと。
●自分が快適に過ごせればそれでいい、という意見も出そうだけど・・・?
快適な環境でこそ、人間はベストな力を発揮できると思う。
みんながベストな力を発揮できれば、
みんなの力で世の中はもっと良くなっていく。
●ベストな力を発揮しあうってどういうこと?
ひとりで考えたアイディアより、他人の意見と混ざり合ったアイディアの方が、たくさんの思考回路を回って、より良いものになるはずだ。
ベッキーさんも、
「誰ひとりとして、私の思い通りに描いてくれてないのが、面白い。
これを化学反応って言うんだと思う。」と言っていた。
ひとりではたどり着けない答えに出会えること、
それが多様性を認め合い、混ざり合うことの良いところだと思う。
うんうん、ダイバーシティで社会がよくなりそうな感じが
理解できてきた。
ダイバーシティというのは、
お互いの違いを認め合い、快適に過ごせる環境を作り、
みんなで力を発揮しあって、社会を成長させていこう
という考え方のことだと思う。
さて、「ダイバーシティ」という言葉を世の中に浸透させていくために
私ができることってなんだろう?
つぎのnoteにまとめたいと思います。
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