互助会ってどうよ? コロナ禍での看取り(予定)
念のため、過去に義兄が取引があった銀行に、義母の口座がないか調べて貰おうかと思い立ちました。
で、あれには相続人の関係が判る戸籍のほかに印鑑証明が必要です。折角なので夫のを登録しに行くかと思って支所に行ってみたらば、印鑑証明登録は本人じゃないとなかなか面倒くさいらしい。
本人がいける日まで日数があるので、衝動的に新しい実印をネットで頼んでしまいました。だって夫の実家の関係者、みんな同じ色の実印(夫はまだ印鑑証明登録してないので銀行印として使っていた)と印鑑ケースなんだもの。キモい(そこまで言うか)。
閑話休題。
まだ死んでないし当面死ぬ予定もないようでがっくりきますが(本音がだだ漏れ)、備えておかないといけない義父の葬儀のことを考えたお話です。
厄介なりし積立
夫の父、つまり義父は某葬祭会館の互助会に入っています。○○院。
約三年前、夫の兄、つまり義兄が亡くなったときに、義父から「ここを使え」と担当者の名刺を渡されたため、当時はなんの疑問もなく連絡し、
歩け(か)ない家から出てこない喪主放棄の義父に、支度を丸投げされたため、それまで義父が積み立てていた互助会費全て使い果たして足りないほどの葬儀を行いました。
今思うと、ほんと人の金で好き勝手やったなと思う。
そして、そこで積み立てが底をついた義父は、なんの疑問もなく、再度義父義母分の積み立てを始めました。
今回の義母の葬儀で○○院は使わなかったので、その積み立てはまだ継続しているはずです。
しかし、三年間で三回、身内側から葬儀をだした私としては、
「○○院」は使いたくない。
サービスが悪かったわけではないけど、最初の流れるようなオプション積み上げからの高額請求の印象が強い。
それに、心はもう「小さなお葬式」の最安値プランで固まっているので、ほかの所は使う気は無いのです。死んだらもう顔なんか見なくていいから、義父は安置所から火葬炉に直行していただきたい(言い方)。
しかし、積み立ては続いている。
これは先に、○○院に見積もりを出させればいいのか、積み立ててる金額内で、「小さなお葬式」最安値プランに近い見積もりを出させるべきなのか。
しかしとりあえずググると、どうもプランを決めて積み立てる「互助会費」って、あまり選択肢がないらしいのです。これは必要ないから削って下さい、といったところで、削った分のオプション分が差額で引かれることはなさそうなのです。
結局、お金は人
実母の時に学んだのは、とにかく会館を構えた葬儀屋は、人を使いたがる。
互助会プランに「葬儀会場利用費」がセットになっていたとしても、葬儀を進行する人にお金がかかる。それは、事前に「これをするからこの担当にこれだけお金がかかります」という説明はありませんでした。全部決まって、見積もりが出たときに初めて判る。
火葬場の控え室で「お茶菓子」の用意を依頼したときもそうでした。
お茶菓子自体は、たいした額ではありません。ただ、それを頼むと、現地に「人」がついてくる。お茶の用意をし、お菓子を並べて一旦いなくなり、火葬が終わる頃に現れて余ったお菓子を袋に入れて、お茶を片付けていく。
この「人」にお金がかかる。
お茶菓子だけ袋に入れて渡してくれればこっちで勝手にやるのに。
そして、今回の義母。
火葬は、義兄の時に使ったのと同じ斎場だったのですが、今回の方が断然面倒さがなかった。なんでだろうとしばらく考えて、さっき気がつきました。
「心付け」がないからだ!
そういえば、実母の時も、お寺関係の人以外には全く「心付け」的なものは出さなかった。
でも、義兄の時、○○院のひとは、バスの運転手やら、火葬の際の担当者やらに、いくらいくら包みましょうと、封筒を用意して金額まで指定してきた。
「小さなお葬式」では、こんなことは全くありませんでした。斎場での火葬待ちに利用したのは、控えの「間」ではなく、「椅子席」です。支払ったのは椅子の使用料だけで、人に対しては払っていません(含まれているのかも知れないけど、それは必要経費の範囲だと思う)
どういうことだろう? これは一度由来を調べて見るべきか。
なんにしろ、多額に積み立てておいて、その適用プランに含まれていない大きな出費も考えられるというだけで、○○院を使いたくない気分は高まります。
美味しいな、解約手数料
で、使わないから解約しよう、となった場合。
ネットで調べたところ、○○院の互助会の、解約手数料って、一割近いらしい。なににも使ってないのに消費税か。消費税制度が出来る前からこのシステムっぽいけど。
義兄が亡くなって、三年近く経ってます。二人分だし、もう結構払っているはずです。
義父に、「○○院使わないから解約して」と説明するだけでも面倒なのに、中途解約しても満期解約してもお金は満額帰ってこない。
萎える。
そして、今の段階で下手にお金が戻ってきたら、義父のことだからそれを私たちに預けることはしないだろうし、むしろ手持ちが増えて気が大きくなりかねない。
今だって、自分じゃ食べもしないくせに、広告眺めてヘルパーさんに無駄な買い物頼んでるし。
それなら、帰ってこない解約手数料は、預け入れの手数料と割り切って、そのまま積み立てておいてもらうか。手数料を引かれた額でも、小さなお葬式の「直葬」なら充分お釣りは来るはずです。
ただでさえ面倒な手続き山積みなのに、義父に説明して解約の手続きさせて帰ってきたお金の心配だとか、もう考えただけで気が削がれる。
もしこれを見た葬儀関係者の方、「うちは互助会で積立てしてても、いろいろなパターンの見積もり出しますよ、余ったら返金もしますよ」「うちの互助会は解約手数料ないですよ」とかいうなら、ぜひHPに記載して欲しい。結局、不透明なのよ、古い葬儀屋のやり方って。
葬式だすのは、生きてる人間なんだからさ。