東京下町おうちご飯#58 下ごしらえ

小松菜の茎が太くて
いつもなら気にせず立派な小松菜ー♪なんて言いながら 料理に使っていたけれど、
ふと思いつき 野菜炒めを作る時、太いと言っても1.5センチ程の幅だけれど、茎を4、5ミリ幅程度に細く切り分けて 使ってみた。

したらば これが大正解で ただの小松菜がなんだか高級野菜みたい。切り方って大事だなぁと改めて気付いたり 下ごしらえで まだまだ学ぶ事が多い。

今日中に使うからと 2割引のお肉を買って来た。ドリップが染みている。

ふと昔 築地の老舗昆布問屋さんで聞いた話を思い出す。昔から築地が市場として栄えて来た理由の一つに清潔で豊富な水源があった事があると言う。魚やその他の素材、清潔な水で常に取り扱えるから 新鮮で美味しい材料が流通できたというのだ。

ならばと 2割引の鶏肉を水洗いしてから 調理した。ふと気になって ネットで生肉を洗う事について調べてみたら、やはり洗わない派が多数。
理由としては 肉が水っぽくなる、シンクで生肉を洗うと生肉の菌がシンク中に飛び散って危険と言うものだった。後者の方の理由に少しビックリして シンクを 一応 除菌スプレーしようかと スプレー容器に手を伸ばしかける途中で
アレと気づく。
....生肉を切ったまな板や包丁だって シンクで洗う。関係ないのでは...。

水っぽくなったかどうか、ちょっと分からず、そういえば冷凍庫でずっと放っておいてしまった 冷凍肉、霜が付いている場合など、生肉と言えども 霜を落としたり、軽く水洗いした方が気持ちがいいな、美味しいんじゃないかなと考え直す。
水は 素材を綺麗にする基本的なものなのだから。

昔ながらの知識は 役立つ事もあるけれど、
きっと今となっては意味のないこともある、常に疑って、簡単に美味しい方法を模索するのも楽しいもの。

凝り固まらないで お料理したいな。
さて今日は何を作りましょうか?

#エッセイ #料理 #下ごしらえ


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