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長い間この仕事を続けていると、
否応無しに、ヒトが持つエゴの多様さにアテられる。
疲れる。
ハッキリ言って。
だってそれは、物凄いパワーだから。
だからって、それが嫌なワケでもなく。
なんというか、
『うげっ!? しんどいな。この人、大変やな』と、
フツーに思う。
そう、それはフツーであって、
別に恥ずかしいことでも、
そういう感覚をもつ自分自身を否定しなければならないことでもなく、
いや、ホントに普通の、当たり前の感覚であって。
心理療法士だからって、
スピリチュアルカウンセラーだからって、
聖人君子じゃあるまいし。
と言うか、
そこで聖人君子ぶってる人間は、たいていニセモノであって。
私が、長い間この仕事を続けているのは、
そんな、『うげっ!?』ってなる人に対して、
そして、そう感じる自分自身に対して、
なんか、
愛おしさというか、
おもしろさというか、
ヒトの奥深さというか、
魂に対する深い探求への、ワクワク感のような、
宇宙的な果てしなさに向かっていく感覚のような、
そんな、
言葉ではちょっと表現し切れない気持ちが、
私の魂の根底に、いつもあるからだと思う。
ヒトは強い。
強いんだよ。
私は知ってる。
だって、何千人と視てきたもの。
どんなに傷つけられても、
虐げられても、
人間としての尊厳を奪われても、
手脚をもぎ取られ、
口を塞がれても、
ヒトは生きていける。
生きてやれ。
生き続けてやれ。
生きていける。
それを伝えるために、私はここにいる。
私は待っている。
私は、アナタに伝える。
いま、アナタが生きている意味を。
ま、たまには、
ヒトのエゴにアテられるしんどさに疲弊して、
プールでダラダラ泳ぎ続けたりするけど。
水は全てを浄化してくれて、
泳ぎに飽きる頃にはすっかり軽くなっている。
と、
それは、青龍として長く生きた過去世をもつ私の魂が歓ぶ瞬間でもある。
この、とんでもなく混沌とした、賎らしく、欺瞞と苦悩に満ち、ホントに救いようがないような、エゲツないヒトの世界に、乾杯。
光は射す。
いつもあなたの頭上に、それはある。
神は今日も天に在り、
何事もなし。
さあ、見上げてみよう。
いま、どんな気持ちだったとしても。
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