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就職・転職に有利!「コミュニケーション能力」「礼儀・マナースキル」を高めるには○○力をきたえよう!

N予備校プログラミング講座2年目のchikako2020です。N高生の息子といっしょにプログラミングの授業を受けています。普段は小学校の図書室で学校司書をしています。

この講座を受けておられる方のなかには、プログラミングスキルを身につけて、将来プログラマーやエンジニア、SEとして就職したいと思われている方がたくさんいると思います。

コミュニケーション能力や礼儀・マナースキル

突然ですが、あなたは「自分のコミュニケーション能力や礼儀・マナースキルに自信がある!」と胸を張って言えますか?

就職・転職サイトのマイナビが2020年に行った調査によると次のような結果が出ました。

Q. 入社する新社会人に最も期待することを教えてください
3位: コミュニケーションスキルに優れる(19.2%)
4位: 社会人としての礼儀やマナーを備えている(16.7%)

と、コミュニケーション能力や礼儀・マナースキルは上位にランクインしています。
(ちなみに1位は積極性、2位は協調性)
https://news.mynavi.jp/article/20200324-1002657/


このコミュニケーション能力や礼儀・マナースキルを苦手にしている方も多いと思います。

こちらのyahoo.知恵袋に
「プログラマーの仕事はコミュニケーション能力をもとめられるでしょうか?」という質問がありますが、「もちろん必要」という意見が多数寄せられています。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184979984


では、コミュニケーション能力や礼儀・マナースキルを高めるためにどうすればよいのでしょうか?

それには意外かもしれませんが、読書が効きます!



子ども時代の読書

文部科学省生涯学習政策局青少年教育課のまとめによる「子供の読書活動に関する現状と論点」 によると読書をすることが多い子供ほど、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向にある。と言われています。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/15/1389071_005.pdf

実は今の小学生って、本をよく読んでいます。

第66回学校読書調査(調査者:全国学校図書館協議会、毎日新聞社)によると
2021年の5月の1か月間に読んだ本の冊数は
小学生(4~6年)・・・12.7冊
中学生・・・5.3冊
高校生・・・1.6冊

不読者(0冊回答者、全く本を読まなかった人)は
小学生(4~6年)・・・5.5%
中学生・・・10.1%
高校生・・・49.8%

小学生のうちは読書率が高く、不読者が少ないのに
高校生になるとまったく本を読まない人は約2人に1人になります。
https://www.j-sla.or.jp/material/research/dokusyotyousa.html


そういえば、子どものころはたくさん読んでいたのに、最近全然読書していないな…と思った人。
または、小学生のうちから本を読んでいないから、いまさら本なんて読めないよ!と思った人。
あきらめなくても大丈夫です。
今からでも読書をして、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルを身につけることができます。




読書のコツは脳内で映像化


人間嫌なことは続かないものです。
なんで読書がつらいかというと、文字を読むのが遅いからです。
あるいは読んだ文字について知らない単語が多すぎるからです。

それを克服するにはどうすればよいか?

それは、運動して少しずつ体を鍛えるように、読書も簡単な児童書から初めてだんだん難しいものに挑戦していこう、というものです。

運動したことのない人が、いきなりフルマラソンに出場するのは大変なことですが、10分間のウォーキングならやっていけそうです。

それと同じように、あまり読書したことがない人が、分厚い専門書や翻訳書に挑戦するのはつらいだけ続きません。

小さい頃から、絵がたくさんあって字の大きい絵本、教科書、マンガなど簡単なものから初めて、だんだん長い文章や、難解な文章が理解でき読めるようになっていきます。

読書を楽しむコツは、読んだ文字を頭の中でイメージして映像化することです。
文字を映像化するスピードが早ければ早いほど、読書のスピードは上がっていき、読書が楽になります。

人によって1分間に読める文字数が何十倍も読めるスピードが違うのは
文字を映像化する反応スピードが違うからです。

反応スピードが低いうちは読書がつらいです。

反応スピードが低いうちは漫画などがオススメです。
漫画をガンガン読んで、絵と文字を画像でとらえる訓練をしていきます。




この本がおすすめ!

漫画のなかでも私のオススメは
「伝記漫画」「歴史漫画」です。
最近は様々な出版社から人気の漫画家が制作に携わっているシリーズがたくさん出ています。もちろん、これらの漫画はしっかりとした専門家が監修者としてついているので、内容的にも間違いないです。

例えばコロナウイルスの流行により、最近再び注目を集めている、世界ではじめて「ワクチン」を発見したジェンナー。彼の伝記漫画が今年発売されました。

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/7107048.html

この本の中で
「18世紀のなかばイギリスのグロスター州バークレイ。酪農がさかんなこの田舎町に、世界初の「ワクチン」を発見することになる医師エドワード・ジェンナーは生まれました。父はキリスト教の牧師をつとめ、ジェンナーは6人きょうだいの末っ子でした。一家に不幸がおそったのはジェンナーが5歳のとき、おなじ年に両親があいつで亡くなり、一家は子どもたちだけで生きてゆかなければならなくなったのです。」
という記述があるのですが、文にすると読むのが大変です。

でも、まんがで読むとスラスラと読めます。これは18世紀半ばのイギリスの牛がのんびりしている田舎町の様子や、ジェンナーの家族が何歳くらいでどんな姿をしているかを、自分の頭の中で想像するのは難しいけれど、マンガだとそれがすでに絵にしてあるからです。

また、児童向けの伝記漫画の主人公は必ず1度は困難にぶつかります。そして途中であきらめずにそれ乗り越えて自分の意思を貫き通し、偉業を残します。

そのような本を読むと、読み手にどのような変化が起こるのか?
物語を通じて他者の感情を体験するので、共感力が向上し、コミュニケーション能力が高まるといわれています。

また、児童書の編集には専門家が何人も携わって、厳格な言葉のチェックが入ります。このような本を何冊も読むと自然と正しい日本語が身につきます。
正しい言葉遣いは、コミュニケーション能力や礼儀・マナースキルにつながっていきます。

このように、読書力を上げることによって、たくさんのメリットがあります。ぜひ、日々の生活のなかで「読書をする時間」をとって、毎日コツコツ読書を続けてください。きっとすばらしい読書力が身につくはずです。
そして、コミュニケーション能力や礼儀・マナースキルを高めてくださいね。


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