窪田正孝のディレクション
前期クールの『ヒモメン』は、なんといっても主役の窪田正孝の演技のうまさが光っていたドラマだったが、彼は役柄のディレクションが本当にうまいんだなと心底関心してしまった。
ドラマというのは、全話を通して、よくわからない“あちら側の人”と、一般的な目線をもつ“こちら側の人”との交わりが起こす、「凝り固まった概念壊しちゃろか!」という違う生き方の提案が、物語の骨子となることが多い。
で、ヒモ男の碑文谷翔という、何考えているか一般常識では絶対に理解できないあちら側の主人公と、ゆり子