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【インド】バンガロール郊外の自然豊かなキャンプ場でテント泊してきた

記事に目に留めてくださってありがとうございます。
インド、バンガロールは雨季の真っ只中、朝晩の冷え込みと日中の暑さの寒暖差が激しく、家族も周りも皆少し風邪気味という状態が長引いております。日本はお盆も過ぎ、秋の訪れも近く、暑さも和らいできた頃でしょうか。
今回は、家族向けの娯楽が少ないここバンガロールで、日本の夏のようにキャンプを楽しみたいと計画し、7月下旬ごろ友人家族と共に行ったキャンプ場について、記事にまとめたいと思います。

キャンプ場オフィス近くにあったステージ。時々有料で開催しているイベント用と思われる。

今回訪れたのは、Camp Monk。バンガロール中心部より南方、バナーガッタ動物園の方角へ1時間半ほど車で向かった先にあります。キャンプ場手前の道路の道幅が狭く、舗装も不十分でガタガタしており、前回のMango Mist同様大きなハイヤーで行ったのですが通るのはぎりぎりでした。
キャンプ場のURLはコチラ

ではまず、キャンプ場の雰囲気からご紹介します。

キャンプ場のすぐそばにある湖。綺麗かは分からないが、水泳は自由。
ハンモックが2箇所、キャンプファイヤー用のスポットも3箇所あり。

鳥のさえずりや牛のなき声が聞こえ、いつもの車のクラクションの大合唱から離れて耳にも優しく、ハンモックの中で緑に囲まれゆったりとした時間をゆらりゆるりと楽しめます。子どもの時に面白くて触るのが大好きだったオジギソウも生えていて、とても懐かしくなり、また子どもも喜んでいました。これだけでも来た価値がありますね。

キャビンサイト。奥のブルーキャビンに友人家族とナニーさん2人が宿泊。
こちらがテントサイト。広い敷地に常設のテントが点々とあります。
こちらが私たちが今回宿泊したテント。
中にはエアマットレスが二つと枕。ブランケットの提供はなし。

このエアマットレスがなかなか曲者で、寝返りを打つとマットレスごと大きく動いてしまうため安定せず、熟睡を妨げてしまいました。マットレスに入りきれず、床に直で寝袋に入って寝た夫の方がよく寝れた様子でした。心配していた夜間から明け方にかけての寒さは、持参した寝袋に入っていたからか全然気にならず、風邪を引くこともありませんでした。夜はカエルの大合唱、朝はニワトリの鳴き声で目が覚めるなど、普段とは違う体験ができました。

こちらが、ナニーさんたちが宿泊したキャビン。トイレとシャワーが内装してある。
簡素だがモダンでおしゃれな作り。

トイレとシャワーは私たちもこちらのを使用しました。清潔感のあるキャビンなので、テントより眠れたかなとナニーさんに聞いてみましたが、日中のうちに多数の蚊が入ってしまっており、それに悩まされ安眠できなかったとのことでした。もう一つのキャビンに泊まった友人夫婦も、夜間の雨のせいなのか、どこからか水が床に漏れ出してきており、不快だったと話していました。インドあるあるですが、見た目・外観は良くても基礎的な作りがしっかりしておらず、結果的に嫌な思いをしてしまう、というのがとても残念なところです。衛生面をとても気にされる方にとっては、リラックスどころかストレスを感じてしまうかもしれませんので、おすすめはできません。バックパッカーの経験がある方や、日本でも古いキャンプ場の経験がある方は問題ないと思います。

さて、ここからはBBQについてご紹介していきます。
キャンプ場からは、追加料金を払えば、トップ写真のようなインド料理が提供されますが、今回は本気でキャンプを楽しみたいという目的だったので、3食全て自分達で調理しました。

今回調味料や野菜、肉、調理道具、BBQ用コンロ、炭など全て持参しました。
前日までに、BBQで焼く肉類をマリネードして、凍らせてから保冷ボックスに入れて持っていきました。
キャンプ場のオフィス近くに、テーブルセットがあります。屋根付きで急な雨天時も大丈夫。

調理をする上で、色々な荷物を置いているテーブルに近い方が都合がいいので、このテーブルセットの近くで火をおこしました。炭がココナッツ由来のものだったためか、大変火がつきにくく、火おこしに苦労しましたが、そこら中の木々を集めたり仰いだりしてなんとかできたBBQコンロ。(男性陣担当)

お昼ご飯。ベジタリアンとノンベジタリアンを分けて串に刺し焼いていきます。
夜ご飯。残念ながらパエリヤにはならなかったシーフードお粥。
夜ご飯、バケットと最高に合ったアヒージョ。
朝ご飯。バケットは少し気を抜くとすぐ焦げてしまうので、よーく注視して食べごろをサッと取ります。

料理の準備に追われ、写真をあまり撮っていなかったのですが、この他にも、焼きそばやフルーツ、スープなど食べきらないくらいのバラエティに富んだ料理を皆で協力しながら用意し、ベジタリアンもノンベジタリアンも、大人も子どもも大満足のBBQとなりました。子どもたちは、ナニーさんの保護観察のもと、自由に遊んでいたので、ナニーさんにもついてきてもらって本当によかったと思います。
夜は、友人がキャンプファイヤーのプログラムを考えてきてくれていて、他のテントに泊まっていた他の宿泊客と一緒に踊ったり、ゲームで盛り上がったり貴重な思い出となりました。

夜はライトアップしており、野生動物が迷い込んでくる心配も少ない。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これまで、バンガロールは、小さい子どもを持つ家庭にとって娯楽が少なく、自然に親しむ機会を与えるのが難しいと思っていました。今回、インドでテントキャンプという、なかなか高いと思われるハードルに挑戦し、思いのほか楽しめたことは、私たち家族にとって大きなステップとなりました。
衛生面に関して多少の不安はあることを断っておきますが、今のバンガロール生活に新しい風を吹かせたい方、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。


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