日本人の民度が低くなった原因を考えよう

最近、知人の外国人から「日本人は民度が低いね」と言われるようになった。その原因は、評価基準を自分自身で持たない日本人が多いからだと思う。(自民党政治家の無策っぷりを除けばの話)

どういうことか説明すると、日本は島国であり異端を排除する国だった。
そのためDNA遺伝子に「みんなが良ければそれでよい」という大衆迎合的な考え方が刻まれているのだ。

つまり、日本人は「正しい」ことかどうかが自力で判断できない人が大勢いる。物事を多数決で決めれば「不正解が正解となる」のである。外国では多数決という非合理的な考え方はなく、議論の上に結論が出される。この違いで非合理的な日本社会が形成された。

これを「相対的価値基準」と呼ぶことにしよう。
良いものかどうかは「人気」や「ブランド」で決まる。中身など関係ないので見た目だけで詐欺師に騙される日本人が多いのである。それは危険な行動基準ではないかと私は考える。

「相対的価値基準」を続けていたら、良いも製品を作っても市場に評価されずに海外勢に負けるので「経済発展のスピードは遅れる」。そのため日本企業の給料が安いのである。
果たしてそれで日本国家が長続きするのだろうか?

「絶対的価値基準」を皆が持ち「良い物を素直に評価する」社会にすべきではないだろうか?
つまり、本質を重視するための思考力を鍛えることが「日本の教育」には求められる。
リスキリングやリカレント教育で、根本的な考え方を変えないと本当にマズいのだが、多くの国民は理解していないだろう。

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