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自然とタワムレに行ったハズが、気づくとジョッキを持っていたの♡


私の生活するエリアには、比較的自然が多く、大きな川や、それに流れ込む小さな川。丘や森、大きな都営公園などがあります。川には鴨や鷺などの野鳥が居て、沢山の小鳥がそこらじゅうに飛んでいますし、野鳥観察小屋まであったりして中々本格的な感じです。

元々運動がだいぶ苦手な事もあり、運動不足が深刻な状況の私は、大人の嗜みとしての「ウォーキング」運動に、参戦することにしました。
幸い、歩く場所には困らない自然豊かな街です。よし、一丁やってやろうじゃありませんか。

ところで「ウォーキング」にふさわしい身なりとはどのような物なのか?まずそこから最初のつまづき発生。なにを着て歩けばいいの?靴は?カバンは?
運動などした事の無い私がそのような運動用装備を所持しているハズもありません。

ひのきのぼうとぬののふくでは戦えません。
鉄の装備くらいは手に入れなければ。

で、武器屋はいったいどこだ?第二のつまづき。武器屋はいったいどこにあるのでしょうか?もちろん知る由もありません。村人に聞くには、私はあまりにも人見知りです。
万事休す。

どんな格好でもいいじゃ無いかとおっしゃる貴兄もおられるかとは思いますが、「ウォーキング」とは、通常の徒歩速度の約2倍以上の速さで歩くもの(私の勝手な解釈)なので、普段着ではあまりの速度に、すれ違った人がびっくりして二度見してくるのは必至。しっかりと自分がウォーキング中である事を外見からもアピールしないと、私のメンタルがもちません。
人は人を見かけで判断します。もし、ウェディングドレスで河原をウォーキングしていたら、相当よんどころ無い事情があると思われますし、全裸なら当然お縄です。
それにはふさわしい格好と言うものがあるのです。さすが大人嗜み「ウォーキング」ですね。

気がついたら中華屋さんで、生ビールのジョッキを握っていました。つまみはザーサイと味玉です。

お察しの通り、私の心はもうすでにポッキリと折れていました。このような戦は私のような者にはハードルが高過ぎました。

恥ずかしい人生です。


そして、昼間から飲る生ビールは、背徳感と敗北感に満ちた深い味わいで、大変美味しゅうございました♪





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