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【ふたこと日記】スクリャービンプレリュードOp.11-No.1,2
レッスンメモです。
■ドビュッシー前奏曲集第2巻『ヒースの茂る荒地』
前回のレッスンで修了。
特に印象に残った指摘は下記。
●指使いは、ハーモニーが分断されないことを意識して自分で考えるもの。
●15小節目の一拍目の64分音符(後に繰り返し出る音型)は軽い装飾的な機能で、遠くに響きだけ聞こえるイメージ。
●19小節目以降も上記同様だが、8分音符のファミレドの単純な音階に飾りがサササッと乗る程度。だるまさんが転んだのときにカサカサッて動くでしょ、あんな感じ。指を上げすぎずに弾くとそんな音になる。
完成しきってないけど大体できているので、一旦次の曲にいきましょう。
そのうち色々考えずに無意識に手が動くようになってくるもの。曲が熟成していくには時間も必要なので、引き続き弾き続けておいてね。
《次の選曲》
スクリャービンのプレリュードOp.11-No.11を希望しました。
先生が本棚から春秋社の楽譜を引き出してきて見てくれましたが、スクリャービンの前奏曲やるなら11-1が鉄板でやっておいた方がいい。
独特の世界に慣れるのにはもってこいとのことで、確かに聞いてみると短いながらに美しい曲でしたのでおすすめに従うことに。
■Op.11-No.1
●冒頭から小節の2拍目からフレーズが始まり混乱するが、聞こえてくる音のまとまりの感覚に従っていい。テヌート指示のある音を聞かせる。
●左右ともに5連音符の繰り返しだが、2(バス音)と3(上に乗せる音)に分けられる。それぞれ和音として取って練習するほぼ同じ音型であることに気づくのでやってみて。その中での音の違いを内声の進行として聞いたり、2回目の繰り返しで解決する感じを聞いてほしい。
●13小節目も五連音符の最初の音が進行していくのと同時に3音目も内声的に進行しているね。シンプルだけどよく練られてることに気づく。最初は弾くことに精一杯だけどそのうち慣れてくるので、こういう音を聴きながら弾けるようになる。
■Op.11-No.2
こちらも譜読みまで進めており見てもらいました。(ボロボロだったけど…)
●この曲は少し寂しい感じで、おもむろにつぶやき始めて最後も不安定に終わるよね。こういうのが近現代に近づいてる感であり、スクリャービンの味なんだろうね。
●No.1のような拍の取りにくさはなくてわりと「普通」。冒頭あたりは左右それぞれに4小節でひとまとまりの繰り返しだけど、左右のフレーズがずれてるんだよね。左右それぞれで弾いて音を感じてみるのも良いかも。
先生がレッスンの中で色々発見して楽しんでるのを見て私もワクワクしました。
次回に向けて上記2曲に加えNo.11も譜読みをしていきたいです。
ユジャ・ワンの動画から私の中のスクリャービンブームが盛り上がっているわけですが、同じく彼女が弾いていたNo.12も渋くて気になってます。