【ふたこと日記】ドビュッシー 前奏曲第1巻 亜麻色の髪の乙女 1回目
レッスンメモです。
前半に「沈める寺」を聞いていただき、細かいトラブルの解消を経て、残り20分で「亜麻色の髪の乙女」の初回レッスンとなりました。
技術的なアドバイス
・音価が不安定、不正確な箇所が多い。8部音符単位でのカウントを行って基礎を固めましょう。
・35小節目:この箇所の指使いには諸説あるが、私は同一の指使い(1−3)でスライドさせている。完全4度の並行移動なので、異なる指で弾くことによる僅かな強弱を避けたいため。同様の理由で、37・38小節目のオクターブはそれぞれ両手の各3番指で弾いている。
・14、34小節目:無理やり音と音をつなげようとすることでヘビーになってしまっている。
「沈める寺」でも指導した通り、軽く面で鍵盤に手を乗せ、手のウェイトで音を鳴らすようにしたい。
ここでは手の重さが100gだとすれば60gぐらいの重さが鍵盤に乗る感じ。水面に大きめの葉っぱがふわっと乗るイメージ。浮かせながら、無理に繋げようとせず、ポンポンと鳴らす点がペダルで横につながるような。これが私の言う「軽いレガート」。
練習法は、ペダルを踏みっぱなしにして、2の指一本で旋律を弾いてみて、これのセンスをキープしながら通常の指使いで再現するなど。
所感
直近英会話にも時間を割いていて、思ったより初回レッスンまでに完成させられませんでした。
毎日の継続が必須であることや、脳内のイメージが少し遅れて効いてくることなど、言語と楽器の習得には通づるところもあり、同時にバランスよく開発することの難しさも感じています。
一方で日々の「亜麻色の髪の乙女」タイムは短いながらも忙しい生活のささやかな癒やしとなっています。