見出し画像

2025.1.5 人生初

福岡にある「マリンワールド海の中道」のラッコのリロくんが亡くなってしまった。これで、国内飼育のラッコは三重県の鳥羽水族館にいる2頭となってしまった。

写真や記事でしか見たことがない、ラッコ。キュルンとした顔がなんとも可愛らしいラッコ。絶滅危惧種に指定されているラッコ。国内では捕獲禁止令が出ており、さらには厳しい規制のため海外からの輸入もできない。しかも残りの2頭も高齢化のため、いつ体調を崩してしまうか分からない。

実は数日前、鳥羽にある石神さん(たったひとつだけ願い事を叶えてくれる神社)に行った帰りに、「どうせだから」とラッコを見に行った。死ぬ前に、一目でも本物のラッコに出会えたことが今となっては感慨深い。

そして、甘く見てました。ラッコの人気。

というかその前に、鳥羽水続刊のHPを見たら「年中無休」と書いてあった。すごい。気概がすごい。ラッコの可愛らしさを後世に伝えて行かねばという熱意を(勝手に)感じ取った。

館内に入ると、第一印象は意外と空いてるな、と思った。でもラッコの水槽の前に行くと急に人だかり。ご飯タイム(ラッコがご飯をもぐもぐ食べているのを見れる素敵な時間)を30分も前にしてこの人だかり。

しかも、前列にはどでかいカメラを携えている人たちもちらほら。これは完璧に、ラッコの2頭アイドル。そしてそれが納得の可愛らしさ。ぷっかぷかと浮いているだけかと思いきや、水槽の中をぐるぐる泳ぎ回るラッコたち。可愛い。

語彙力を失うほど、可愛い。本当の「可愛い」を目の前にすると人は言語化力を失う。そう悟った。こんな可愛い子たちがどうやって野生で生きていけるのか。心配になる。守りたい、この笑顔。

なんなら通いたくなるくらい、愛に溢れた空間だった。

いいなと思ったら応援しよう!