処暑の過ごし方

今は二十四節気では「秋」です。

どこが秋なの？！とツッコミを入れたくなる暑い日が続いていますね。

本日8/23ですが、
この期間のことを【処暑（しょしょ）】と言います。

処暑の「処」は止まることを意味し、暑さが落ち着き過ごしやすくなるそうです。
（本当にどこが！？？ですね）

この処暑は（8月の末から9月頭の期間）夏の疲れのピークを迎えます。

また、朝夕の寒暖差も出てくることで体調も崩し始めるのです。
秋雨前線の到来で朝夕に涼しい空気が運ばれれば徐々に暑さが和らいでくるのですが、この気温の変化に対して夏の疲れの溜まった身体は耐えられず、体調を崩し始めるということなのです。

・体が重だるい
・鼻水が出る
・喉が痛い
・咳がでる

など様々な不調が出てくるのです。

また、秋は五行で考えると「悲しみ・思い悩み」の感情と関わりのある季節となり、この感情が気血水の「気」を停滞させると言われています。

ここに大きく関係しているのが、「湿気」ですね。

湿気は皆さんもお感じの通り、蒸し暑く感じる原因になっています。
この湿気によって体の中の熱がこもって、上昇しすぎてしまうことで頭に熱が溜まっていってしまうのです。

本当に湿気というのは厄介ですね。

東洋医学での病気の一つとされるもので【湿邪（しつじゃ）】というものがあります。

湿度の高い時期に、余分な水分や老廃物が溜まることで引き起こされる心身の不調のこと。東洋医学では、体内に溜まった「湿邪(水の邪気)」が「冷え」を引き起こし、血液の循環が滞って代謝が悪くなるとされています。

代謝が悪くなると、汗や尿で水分をしっかり排出できなくなり、むくみも起こりやすくなります。

湿邪は胃に停滞して、胃腸の機能を低下させ、食欲不振、残尿感、下痢、頭痛、だるさ、関節痛などの症状も起こってきます。

その他にも、偏頭痛、めまい、耳鳴り、自律神経のバランスが崩れやすくなるため、イライラしたり、ストレスを感じやすくなったりします。

そんな処暑の湿邪（しつじゃ）対策として

・昆布（余計な熱をとって余分な水分を排出する作用がある）
・ゴーヤ（体の熱を鎮める作用）

体内の水はけをよくする利水・利尿作用のある食材として

・黒豆やあずきなどの豆類
・きゅうりやスイカなどのうり類
・とうもろこし
・みょうがやパクチーなどの香味野菜

を摂ると良いそうですよ。