見出し画像

前世の恋人と今世で出会ったお話し

先日クルマを運転していたら
ラジオから嵐の「Monster」が
流れてきました

「僕の記憶がすべて消えても
生まれ変わったらまた君を探す
見かけじゃなくて心を抱いて
満月の夜君をみつけた」

この曲を聴くとどうしても
一人の人を思い出さずにはいられないのです
皆さんは経験ありますか?
どうして・・なぜ・・
この人とこんなに会わずにはいられないんだろう
と思った人
自分の中のどこかものすごく深いところで
この人と会わないと
という気持ちが渦をまいてる感じ
それは経験したことのない感覚
魂の叫びみたいな感じ

十数年前の時の話になるのですが
どうやってそのサイトに辿り着いたか
何を探していったのか
偶然いったのか
なにかに導かれていったのか
わかりません

そこには
「〇〇に引っ越しするのですが
友達がいないので誰か友達になってくれませんか」
という文章
今思うと危なっかしい感じですね
だけど女性専用のスレで
今の時代のような危ない印象は当時はなく
私はその文字をみたとき、何故かわからないけど
「この人と友達になろう!」
と思ってメールを入れたんです
相手は喜んで引っ越し先の〇〇でランチでもしましょう
という流れになったのですが
その後、私の都合が悪くなってしまい
その約束は流れてしまいました

それから一ヶ月くらいしたある日
私は突然、なにか大切なことを忘れているような感覚で
失くし物をした時のようになにかを探し始めたんです
だけど自分で何を探しているのかがわかりません
自分の中に
「すごく大切ななにか分からないけど忘れ物してる!」
そういう感覚
部屋中探す探す
わからないけど探さなきゃ、という気持ちが
襲ってくる

あった!!!これだ

それは彼女の連絡先でした
よくわからないけど
なぜか
「この人に連絡しなきゃ!」
と思ったのです
そこで改めて連絡をして会うことになりました

それがキッカケで会社が終わってから
よくご飯に行くようになり
週に1回が2回3回と増えていきました
時にはずっとスーパーとかの
広い駐車場でただクルマの中で
何時間もひたすらしゃべるだけという時もあったし
都合が合えば休日も会って
海を眺めながらしゃべりたおしたり
旅行も幾度となくいきました
とにかく場所はどこでもいいのです
とにかくたわいもない話をしてるだけ
一緒にいるだけでいい
それだけで満たされる
そういった感覚でした

最初のころはわからなかった
だけど会うたびになぜか
会わずにはいられない感覚
なんでこんなに彼女に惹かれる自分がいるんだろう?
しかも相手は女性
おかしなことになりそうな、そんな感じ
まるで男と女が会っているそんな感じ
それはなぜかお互い同じだったようで
もうよくわからない
不思議な感じ
理解できない

彼女はとても几帳面で頭が切れる
仕事もバリバリできるキャリアウーマン的な人
いつのときか
「自分は前世男だったと思う」
と言っていたことがあった
女性だけど男前な性格
だから女性からすごく人気があったのは
見ててわかった

時に、その几帳面できめ細やかな部分が
ズボラな私には
「めんどくせー」
と思うところも多々あった
なのに
会わずにはいられないこの感じはどうしてだろう?
何度もそう思ったのを憶えてる

そんな日々と同時並行で
当時、勤めていた会社のリーダー的な人から
セクハラ(職場で二人きりになるとしつこく誘う
酔っぱらうと夜中であろうとしつこくメールがくる)
などが続き、それを会社側が知り
なんと
「セクハラ対策委員会」というのを発足させてくれたのである
弁護士も入ってくれるという大ごとな話
それが半年以上続いていて
私は結構疲れ切っていた・・
だけど彼女と会うことで気を紛らわしていたりしたのだ

そんなある日
愛犬が1歳6か月という若さで
持病が原因で数時間前まで元気だったのに
突然お空へ行ってしまい
そこで私はひどいペットロスになってしまったのです
悲しみに明け暮れる中
あの東日本大震災がおこり
テレビから流れてくる見たことのない光景に
衝撃を受け、ペットロスから
もっとひどい状態となり
それなのに、それ以上大変なことをずっと抱えていたのです
同居してる姑の
17年間続いてた陰湿ないじめが最高潮となり(表現あってる?)
私はついにおかしくなってしまったのです

色んな症状に次から次へと襲われ
仕事を続けられる状態ではなくなり・・
辞めることとなってしまいました

そんなツライ状態で
彼女との連絡も途絶えがちになってしまい
何をどうしたら良いのかわからなくなってしまいました

自分が自分じゃなくなり
心が壊れてしまったのか
笑うこともなくなり
ご飯が食べられなくなり
家のことが出来なくなり
起き上がることも出来なくなり

そんな中
彼女は何度もメールをくれていました
当時の自分は返信も出来ず
生きてることがツラく何も考えることも出来なくなり
すべてがイヤになり
ある時
彼女の連絡先も削除し
彼女からの連絡を勝手に遮断してしまいました

するとある日
家のチャイムがピンポーンと鳴って出ると
彼女が立っていました

驚きました
彼女にはクルマで送ってもらったことが
あるので私の家を知ってはいたのですが
まさか直接くるとは思っていなかったから

家で話すことは出来ないので
外に出て
クルマの中で話をしました

こう言われました
「自分に何も出来ないかも知れない
だけど寄り添っていたいだけなんだ
お願いだから私を拒否しないで」
そしてこう言いました
「このままじゃ、また連絡先が
わからなくなる、それだけはヤダ」
と言ってポロポロ泣き出したのです

「また連絡先がわからなくなる」
と言ったのです。
その時、その意味がわからなかったのですが

それからしばらくして私は
なんでこんなことになってしまったのか
今こんな状態になったのには意味があるんじゃないか
と思うようになり
生まれて初めて
スピリチュアルのある先生のところへ
行きました
情報は必要なく写真のみというもの
その時は彼女だけの写真をもって行ったのです

写真をみて先生は静かに話はじめました
これが私にとって生まれてはじめて受けた霊視でした

「この人は前世であなたの恋人だった人です
幼馴染みで小さいころからいつも一緒にいて
いつもいつも二人で色んなたわいもない話をして
過ごして大人になっています
二人は結婚するつもりでいたのだけど、この写真の
相手の人の両親が勝手に結婚相手を決めて
当時は親の言う事が絶対だったので、この人は
その両親が決めた相手と結婚せざる得なくて
結婚してしまったのです
絶望したあなたは、
誰も自分を知っている人のいない土地へいき
一生家族にもその相手にも自分の居所を知らせることなく
廃人のようにこの世を去っていっています
そして写真の方は、あなたがいなくなってから
なんで連絡先も知らせないでいなくなるんだ
どこにいるんだ
死ぬ瞬間までなんでどうして・・・
という思いで亡くなっています」

と言ったのです
ここでわかりますか?
キーワードは「連絡先」でした

いきなり私が探し始めたものは
「彼女の連絡先」
そして彼女が言った言葉は
「また連絡先がわからなくなる、そんなのやだ」
です

前世で私は連絡先も誰にも告げず
いきなり行方不明となり
一生私の心配をして生涯を終えた

すべてが繋がり
腑に落ちました

私たちは前世で過ごした時と同じように
今世でも同じような時間の過ごし方をしている

後から思ったのですが
彼女は私からの連絡が途絶えてから
苦しくて苦しくて
どうして良いかわからなくなり
瞑想に関する本を読みあさっていたようでした
そのピンポンと家に来た時に
瞑想っていいよ、一度読んでごらん
とクルマの中で言われたのを憶えています
その時私は
この人いきなり何言っちゃってんだろう?
くらいにしか思わなかったんだけど

彼女はその瞑想で
私との前世の何かしらを
思い出したんだろうな
だから「また連絡先がわからなくなるのはヤダ」
って言ったんだよね
すごいなぁ

その後私は彼女と一度会いました
彼女には言いませんでしたが
最後のつもりで会いました
私の中でもう会う選択肢はありませんでした
何を話をしたのかよく憶えていません
だけど「バイバイ」と
いって別れたあとにメールをしました
今日が会うのが最後のつもりであったこと
もうこのメールが最後で
返信もしないでほしいこと
そして最後に伝えた言葉は
大丈夫、私の連絡先は変えないからね
と。
普通に読んだら
おかしな内容に聞こえるかも知れないけれど
この言葉はどうしても必要でした
どうしても言わなければいけない言葉でした
これを言われてきっと彼女の魂は安心したと思います

どうしてそのまま続けなかったのか
と思う人もいるかも知れないですよね
だけど苦しかったんですね
苦しかったのと心苦しかった
会うだけで、うしろめたい気持ちになる
彼女にも私の家族にも

その別れから数年はとても苦しかった・・
だけどこれは前世で残してきた
今世で私が果たさなければいけない宿題だからね・・

だけどあの時のあの選択で
間違いなかったと思える今があり
必要なタイミングで会うべき人と出会っただけ

色んなことと重なり過ぎて
人生で一番しんどかったけど
だけどあの時があって今があると思える
もう浄化されてるって自分でわかる
彼女もきっと同じなんじゃないかなって

嵐の「Monster」聞きながら
ドライブの時に彼女が言ってた
「僕の記憶がすべて消えても
生まれ変わったらまた君をさがす
この部分いいよね~」

ちゃんと君を探せるものなんだね
きっとこの歌をきくたびに
私は何度も思い出すんだろうな
と思います

長いお話しにお付き合いありがとうございました

余談ですが
話の中で出てきた「セクハラ対策委員会」
の結果は10対0で私の勝利
相手は降格、減給、異動という立場もあった人なので
社会的な制裁みたいなのも受けただろうし
それで納得し話しは終わりました
これがきっかけとなり
その後、社内で女性にアンケートをしたところ
半数以上がなんらかのセクハラを受けていたということが
わかったそうです
ひどい話ですねー
勇気を出して立ち向かっていって良かった

そして陰湿な姑とは
あのあと姑だけおいて
30年ローンで建てた家もあきらめて
私たちダンナと子どもたちでその家を後にしました
その姑は87歳で今でもその家に一人で暮らしています
住んでいない家のローンは数年前にやっと終わり
今では固定資産税をせっせと払っています
ダンナに感謝です・・
姑よ、息子にこんなに苦労かけて
なんとも思わんのかね?
これってどうなんだ?
こう言ってはなんですが、すごい生命力です・・・・・