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カタカムナ第9首

アメノトコタチ クニトコタチ アメクニカ ソコソギタチ カタカムナ マノトキトコロ

アメノトコについて、アはアマ始元量、メは木の芽の芽、ノは変遷、トは重合つまり重なっていく、コは繰り返す、タチは性(たち)のことです。

ですから、アマ始元量の重合が繰り返して、万物の中でどこにいくのか、どちらを向いて走っていくのか、自分自身の性格が決まるということになります。

クニトコタチについて、自由に渦の変化や差によって発生していくのが、クニノトコタチのことです。国は国境のある政治のために仕切られたものでなく、分子のことを言っています。そして国にも重合する性質があるのです。

アメクニカは、アメから始まってまとまってクニまで大きくなると、そこに性質ができて、結実してカの変遷物である現象物のカ(無限大の力)になりますよ、ということです。つまり、カから分けられ出てきたものがものが、分子のように大きくなって、重合を繰り返すことで性(たち)ができるということです。それがカからできるアメとクニというものなのです。

ソコソギについて、ソコは外へ外へと出て行く力、ソギは内へ削る力なので、必ず膨張性と収縮性という二つの性質もその上に重なってできますよということです。

それはカタカムナそのものが持っている本来の性である。

カム、つまり潜象の中にある膨張性と収縮性を引き継いでこの世の中に来ているからこそ現象物も同じ性質を持っているのです。なぜなら、カムナの中にあったものをミタマワケによってミと共に連れて現象界に出て来たので、カムナの性質を全部引き継いでいるのです。

9首はこのような意味となります。

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