フトマニとは
古事記上の巻に「布斗麻邇(フトマニ)に卜相(うらな)ひて」
とありますが、フトマニとはそもそも何なのでしょう。
仁聞氏はフトマニを万物創造の原理としています。
古事記の神世もフトマニが展開していますし、片仮名も平仮名もフトマニからできていると言われています。
総てを生み出す靈(タマ)をフトマニと言うのです。
ですからインディ・ジョーンズで有名になった契約の箱アークの中身も実はフトマニなのだと言っています。
総てを生み出す靈、この仕組みがフトマニ、それがアークの中身なのです。
このフトマニを自由自在に操れれば、ありとあらゆるものを生み出したり、解き明かしたりできるわけです。
古事記、言霊、カタカムナを学んでいく中で、フトマニはこの型のテンプレートなのだということを天聞氏は言っています。
言霊秘書にフトマニの御霊は、天地人すべての世界を貫通する中心点の原理だと書いています。フトマニの御霊、つまり万物創造の中心点からカタカムナの声も噴出されているのです。
この世のありとあらゆることはフトマニに卜へて考えると、総て解き明かすことができます。この世の秘密はすべてフトマニの御霊に卜へていくことで、すべて同じ靈と知ることができます。
これこそが奥義で、日本の奥深さがここに現れています。
あらゆるご神事、仏教、信仰、経典を超越してすべて帰一するものがフトマニとなり、総てはフトマニによって生み出されているのです。