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おうちで中華 - 油炸花生米(カリカリ揚げピーナッツ)
今日の料理は、油炸花生米(カリカリ揚げピーナッツ)。中国で何度か食事をしたことがある人なら、恐らく誰もが知っているはずだ。頼まなくても出てくる小菜(お通し)として、一度は食べたことがあると思う。
お通し?なーんだ、そんなものか…と言うことなかれ。この料理は数ある小菜の中でも不動の人気を誇る。それはなぜかと言えば、アペタイザーとしても箸休めとしても優秀で、とにもかくにも美味しいからだ。
油炸花生米
yóuzhá huāshēngmǐ
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数個まとめて口の中に放り込めば、サクサクカリカリの食感とともに、ピーナッツの香ばしさがあふれ出す。強めに効いた塩が食欲を刺激し、果てしなくビールを呼ぶ。
料理名は「油炸(揚げる」だけど、実際はフライパンにひと回しの油を使って煎る感じなので、油っこさもない。
唯一の弱点は、料理が出てくる前に思わず食べ過ぎてしまうことくらい。いっそ小菜の立場から解放してやって、こいつとビールをじっくり楽しむのが贅沢かもしれない。
サクサクカリカリポリポリ、ぐいー。サクサクカリカリポリポリ、ぐいー。
ピーナッツとビールの無限ループである。ことほどさように酒を呼ぶ料理のことを中国語で下酒菜という。この料理は、その名に恥じない。
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作り方は至って単純だけど、カリカリに仕上げるにはコツがある。是非ともマスターして、家飲みの「突き出しの一品」に加えてやって欲しい。
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