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深夜日記222

「人間の弱さは、それを知っている人たちにおいてより、それを知らない人たちにおいて、ずっとよくあらわれている。」(パスカル)

人は誰しもが弱さを持っている。
弱さを自覚している者は考え、カバーしようと努める。他者の弱さにも優しくなれる。
自覚のない者は虚勢を張り、強がる。

「世間の人は舞踏会で踊ること、ゲームに勝つこと、王になることを考える。王であることを考えるが、人間であることが何かは考えない。」

苦手なもの、弱さを知っていたとして
出来る限り自分の範囲内にこもる
平凡な同じ毎日を繰り返す
そんな主人公だったら
漫画としてそうとう駄作となるだろうな
舞踏会で踊る、ゲームに勝つ、王になる
ストーリーとしては出来上がっていて
形上は立派に思えるけども
そこに、なぜ?と疑問すら持たずに
みんなが思う綺麗な物語だからって
意見しかもたないのはイヤかも
そんな主人公になりたくないかも
綺麗な物語の中身が空っぽ、というか
何も伝わってこない、というか

弱さをカバーするにあたってチャレンジして失敗したとしても、失敗したことを学びたいよな。
勇者が戦ってできた顔の傷とか。
一生懸命コンシーラーとファンデーション使ってお肌の傷がって隠して気にしてたらヤダよな。
そこは正々堂々と、勇者おれ様を作りあげた傷であると誇りたいもんだ。
人の弱さなんてものは、自分自身で認めてあげた時に他者からは1つの魅力にうつるんだろうな。
そうしたら、人の弱さも魅力にかわり愛されるという強さに変わる、と。

見せかけの綺麗を取り繕い
傷のある美しさを追求することもせず
思考停止させ、安全な道だけを通ることは
やはり愚かだな
傷だらけになるしかないのだな

おれは弱い

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