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自分のペースと子どものペース

子育ても5年目に入り、試行錯誤中だけどしっくりくる子育てがやっとできるようになってきた。

どちらかというと、おおらか(おおざっぱ)な性格で細かいことにはあまりこだわらない。

子どもの主体性を育むことを大切にしている森のようちえん活動にも興味をもっていたから、子育てには神経質になりすぎないようにしてきたつもりだった。

けれどやっぱり初めての子育ては、戸惑いと葛藤でけっこう埋め尽くされていたように思う。

何であんなに余裕が無かったんだろう。

今振り返ってみると一番の理由は、自分のペースで暮らせないことが一番大きな原因だったんじゃないかと思う。

私はB型で超マイペース。興味をもったことにのめり込み、その時の集中力は半端ないと自分でも思う。それなりに飽きやすい特徴も付け加えておく。

赤ちゃんを育てるということは、赤ちゃんのペースで暮らすということでもある。泣いたらおっぱいかミルクをあげて、おむつを替え、決まった時間にご飯をあげる。

日々成長し、その日のご機嫌もいろいろ。そして、全力でぶつかってくる。

そんな中でも、子どもが寝ている時にどれだけ自分のやりたいことをやれるか?自分のペースで過ごせるかということが、その日の自分の満足度やストレスに大きく影響していたように思う。

今思えば自分のペースが作りきれていなかったんだろうなと思うし、そもそも自分がどうしたいのかとか、どうあったら満足できるのかとか、自分のこともよく分からなくて見つめ直す日々だった。

自分自身に向き合うことって、気力と体力がいる。

子どもが成長するにつれて私もまた成長し、一時保育などのサービスを利用することで随分と楽になっていった。

ちょっと前に読んだ記事。お隣の市で、『いいもの、いいこと、いい暮らし』をテーマに発信、イベントをされている福田百貨店の黒田さんのお話に共感するところがたくさん。

家族にとって子育ての期間は、親の人生と子供の人生とがともに重なり合う時間なのです。子どもの人生と同じように、親の人生も尊重されるべきです。親と子がお互いの人生を尊重し合い、家族の関係性の中で折り合いとバランスを保ち、ともに暮らし育っていくことが大事なのだと思います。

これからも、お互いのペースを大事にしながら暮らしていきたいと思うのでした。

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かとうちはる
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