ち~

初めまして。中国地方で夫と3人の子どもと暮らす40代の主婦です。ものを作ることが大好き!ハンドメイドやプチプラ雑貨について思いついたことを書いていこうと思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。

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最近の記事

私のオススメ本【リップヴァンウィンクルの花嫁】

今回は大好きな岩井俊二さんの本を紹介したいと思います。私は、岩井俊二さんの作品は、淡くて美しくてところどころにスパイスがきいたもの、か、全体的に攻めてる感じ、だけど透明感があって美しいもの、のどちらかだと思ってます。「リップヴァンウィンクルの花嫁」は後者です。 どうしてそんな判断しちゃうの?登場人物は全員、胡散臭いか、判断力に難がある。特に主人公七海は要所要所で、「え?」と思うような判断ばかりしててイライラさせられます。 しかし、どこか美しいのです。要所要所で文学作品の世

    • 私のオススメ本【びりっかすの神さま】

      私の大好きな岡田淳さんの作品です。岡田淳さんの作品では、学校の日常は一瞬でファンタジーの舞台へと様変わりします。 ところで皆さん、「びり」はお好きですか? かけっこ、算数のテスト、逆上がり、給食を食べ終わることまで、子どもたちはいつも競争しています。1番がいれば当然びりもいます。「1番」は気持ちがいいけど「びり」は恥ずかしい。 いえいえ、この本を読むと「びり」も悪くないなって思いました。その理由から紹介していきます。 びりっかすさんとお話しできるこの物語に登場する妖精

      • 私のオススメ本【桐島、部活やめるってよ】

        覚えていますか? 夕暮れに染まる校舎。グラウンドに響く運動部の掛け声。ブラスバンドの演奏、ボールの跳ねる音。 青春時代には毎日当たり前にあった日常は、今はもう遠い昔。思い出そうとしても記憶のどこか深いところで迷子になっています。 そんな淡い記憶を思い出させてくれる本がありました。今回私が紹介する【桐島、部活やめるってよ】の中には、切なくて苦しくてイライラしたあの頃が見事に描かれています。 これが嫉妬?キャプテンが部活を辞める、と聞いて喜んでしまった。そんな自分に嫌気が

        • 私のオススメ本【にじいろガーデン】

          ああ、どうして小川糸さんの描く情景はこんなにも美しいのでしょうか。【ライオンのおやつ】で小川糸さんに魅せられた私は、次々と読んでは溜息をついています。そこで今回は【にじいろガーデン】を紹介したいと思います。 自分の心に正直に生きる私は勝手に、この本のテーマは「人はどう生きるべきか」なのではないかと思いました。 子持ちのシングルマザーである主人公泉はレズビアンの女子高校生千代子と駆け落ちします。 この物語は、一組の女性カップルが家族として生き抜いた記録です。 性的少数派

          私のオススメ本【サーカスの夜に】

          小川糸さんの本の魅力は、なんといっても情景の描写が美しいこと。【ツバキ文具店】では鎌倉、【ライオンのおやつ】では瀬戸内海の魅力を、まるで自分がその街に住んでいるかのように、肌で感じさせてくれる文章を読ませてくれます。 今回私が感動したのは【サーカスの夜に】この本にも小川糸さんの魔法がいっぱいつまっています。 それでは小川糸さん【サーカスの夜に】の魅力をご紹介したいと思います。 サーカスの魔力サーカスをみたことがある人はご存知のように、サーカスには観客を夢中にさせる魔力が

          私のオススメ本【サーカスの夜に】

          私のオススメ本【未来】

          今回、私がオススメしたい本は湊かなえさんの【未来】です。 困難な状況にある子どもたちが、いくつもの危機にさらされながらも未来を信じて力強く生きていく、そんな物語です。 子どもの貧困が社会問題として注目され始めてからずいぶん経ちます。子ども食堂など個人で立ち上がる動きは各地で見られますが、お国は直接子どもに支援の手を差し伸べてはいません。個人の善意が途絶えた時、お腹を空かせた子どもたちはどうなってしまうのでしょうか。 この本は、困難な状況で暮らす子どもたちの実態、そして、

          私のオススメ本【未来】

          私のオススメ本【ツバキ文具店】

          こんにちは。40代主婦のち~です。子どもの頃から図書館が大好き、6歳で出会ってからほとんど途切れることなく、図書館と本のやりとりをしています。 今回、また素敵な本との出会いがあったので、みなさんにもおすすめしたいと思います。 小川糸さんの「ツバキ文具店」の魅力をネタバレに配慮しながら書いていきたいと思います。 代筆屋この物語の主人公鳩子さんのお仕事は代筆屋。ここでの「代筆屋」とは 依頼者の人となりを表しながらも読みやすくキレイな文字で、想いを伝える手紙を依頼者に代わっ

          私のオススメ本【ツバキ文具店】

          思い出を一枚のキルトに。クレイジーキルトの作り方

          こんにちは。40代主婦のち~です。 私の趣味のひとつであるパッチワークでは、我が子たちのサイズアウトした服を材料にすることが多いのですが、今回はその中でも処分に困る肌着を使ったパッチワークをご紹介したいと思います。 小さな子どもの肌着は肌触りも吸水性も抜群です。 私は、この特性を活かして、お風呂や洗面台の下にひくマットにリメイクしています。 クレイジーキルトの作り方用意するもの ・バスタオル(タオル数枚) ・着古した肌着 ・バイアステープ バスタオルを作りたい

          思い出を一枚のキルトに。クレイジーキルトの作り方

          額縁縫いで作るランチョンマット

          私は、ショッピングセンターに行くと、ついつい手芸店を覗いてしまいます。 そして...素敵な布を見つけるとついつい買ってしまう。 さらに!最近の100均には手芸用品が豊富。布だってたくさんあるのです。 消耗品を買いに出かけたはずなのに、ついつい手芸コーナーに立ち入り、ひとつ100円という気安さで、ついついカゴに入れる... そんなこんなで、我が家には衣装ケース3箱分の布がストックされています。 こんなにあるのだからなにか作品を作らないと、私は今日も、せっせと布小物を作

          額縁縫いで作るランチョンマット

          【映画】【小説】ラブレターについて

          先に小説の「ラブレター」を読みました。 高校生の時に「スワロウテイル」で岩井俊二ワールドにハマっていたのですが、最近は別の作家さんの作品にハマったりもして、久しぶりの世界観でした。 感想はもう「美しい」の一言につきます。 淡々と描かれる心、風景…なにもかもが美しくて、心が震えました。 その後に観た映画も、やっぱり美しい。風景や俳優さんたちの魅力を最大限に引き出しているんじゃないかと思えました。 時々、原作に惚れ込んで映画を観て…「え?(絶句)」とがっかりすることがあ

          【映画】【小説】ラブレターについて

          草木染め①

          こんにちは。趣味多き40代主婦のち~です。 そんな私が最近ハマっているのが刺し子。朝、家事を済ませたら早速、お楽しみの刺し子タイム!ラジオを聞きながら、ひたすらチクチクと針を進めていました。 しかし、次第に刺し子糸が市販の物では物足りなく感じ…メルカリで刺し子糸を検索してみることに。あったあった、素敵なお色の刺し子糸。ん?草木染め?いい色ね~。でも、ちょっとお高い。 ならば、自分で染めてみましょう! というわけで、刺し子と並行して、今度は草木染めにハマることになったの

          草木染め①

          パッチワークからの…

          気軽に始めた小さなことから、意外なところに広がることってありませんか? 好奇心旺盛、でも少し飽きっぽい私には、よくあることです。 今回また、そのパターンで新しいことに手を出してみました。 きっかけはパッチワーク少し前にパッチワークにはまった私ですが、今では完全に沼にはまりました。 子どもたちの古着だけでは飽き足らず、主婦に許される範囲のお小遣いで、ちょこちょこと可愛い布ホーミーコレクションを買っています。 そうです、小池百合子さんのマスク生地で有名なあのホーミーコレ

          パッチワークからの…

          新しいこと始めます!

          あまりにも嬉しくて嬉しくて仕方がないので、どうしても誰かに伝えたくてnote書いてます。 私がなにを喜んでいるかというと… 私は、今日初めて、自分で自分のブランドロゴを作って、ショップアイテムや宣伝材料を作り、完成させることができたのです! ハンドメイド作家として始動手芸を長年たしなんでいる人なら、ほとんどの人がハンドメイド作家に憧れることでしょう。 私もまた憧れ、これまで何度も人気作家になりたいと挑戦し、挫折してきました。 その中で思い知らされたのは、今のハンドメ

          新しいこと始めます!

          「むらさきのスカートの女」を読んだ感想とか

          最近「人間の怖さ」にハマっている娘が読みたいというので買った「むらさきのスカートの女」せっかくなので、私も読んでみました。 ネタバレに配慮しながら、感想を書いてみたいと思います。 どんな本だった?「むらさきのスカートの女」どんな話かというと、 初めかから終わりまで、とにかく、ある女(主人公)がある女(むらさきのスカートの女)のことが気になって気になって仕方がない、というお話です。 気になって仕方ない、というか、毎日毎日、朝から晩まで、何をしているのか調べてしまう、犯罪

          「むらさきのスカートの女」を読んだ感想とか

          我が家の中学生が文学に目覚めたきっかけは…

          我が家の2人の中学生は最近、文学作品を読むことにハマっています。 芥川賞を受賞した「推し、燃ゆ」「むらさきのスカートの女」、そして「汚れた手をそこで拭かない」など、次々とお小遣いで本を買って読んでいます。 これまでにないことで、当初、母は大変驚きました。 私の中学生時代思春期に文学少女を気取っていた私は、10代の頃、宮沢賢治や太宰治を夢中になって読んでは、少し浮世離れした雰囲気をまとい、異質な存在… ではなくて、本当に普通の、普通過ぎる中学生でした。 絶世の美少女でも

          我が家の中学生が文学に目覚めたきっかけは…

          手縫いの魅力

          ミシンが壊れました。いつも通りルンルン気分でミシンを使っていたら…なんだか不穏が音がする、と思った途端に…まったく動かなくなりました。 ああ、ミシンさん、長い間ありがとうございました。 いやいやいや、まだ買ってから3年くらいしか経っていないはずです。 コロナによる巣ごもり生活で布マスクを大量生産した日々がいけなかったのか、それとも、パッチワークにハマる毎日で、ピースワーク、キルティングとかなり酷使したから(たぶん、これ)かしら… ともかく修理にださないといけません。 と

          手縫いの魅力