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昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 椰月美智子

終戦記念日、8/15。
ドラマのラストシーンを観た。
「なぜ考えがそうも変わってしまうのか?なぜ今戦争に反対し、その当時は疑問に感じなかったか?」

小学生の問いに田中さんは答える。

「周りに流され、自分で考えることをしなかったから。自分の考えというものを持っていなかったから。」

重い言葉だと感じた。

時代が過ぎ去っても、人間の本質は変わらない。
まず自分の身を守る。
それが合わさっていくと、皆が一様に考えることに安住の地を求める。
そして、不本意に歴史の過ちを繰り返していく。

戦争は二度と繰り返してはならない。
ただ世界には争いが絶えない。
だからこそ、not  war  だ。
大切な自分を、子孫を、未来を殺してはならない。
他人から権利を奪うことは許されない。
だからこそ、自分を今持たねばならない。

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