もうMac miniでいいんじゃない?
今年の6月に新しいMac Studioが出ると思っていたけど出なかった。
というのも、AppleがM3チップをスキップして突如M4を発表したからであった。
ネットの情報によればM3は製造上の問題を抱えていたとかなんとかで、1年を待たずして新しいCPUが出るのは異例のことだった。
M4搭載のMac Studioは2025年中盤と言われ、あと1年待つのはしんどいなあととてもがっかりしたものである。ぼくはiMac 2017モデルをずっと使っていて、そろそろインテルのCore i7じゃ作業に限界を感じていたからどうしても乗り換えたかったのだ。でも出ないんじゃあ仕方がない。
そこへ今秋登場したのがM4 Proを搭載した新型Mac miniである。
筐体デザインを一新して、見た目はミニチュア版Mac Studioである。見た目はともかくもうこれでいいんじゃないかという気がした。MaxじゃないけどPro版ならインターフェースも充実しているし、Maxではないという点以外ではおそらく新しくでるMac Studioとほとんど違わないのではないかと思ったのである。
ということでMac miniを買ったのであった。自作したモニター台は来たるMac Studioに合わせた高さにしていたので隙間が空いてしまったが掃除がしやすいということでよいことにしよう。問題はモニターを一番低くしてもちょっとまだ位置が高いことで、これはいずれモニターアームに変えて解決することにしたい。
モニター選びはかなり悩んだ。
iMacではモニターのことを気にする必要がなかったからである。Apple純正は間違いないのだろうけど高すぎる。その昔、CRTの時代ではナナオこそ憧れの存在だったが、現在のナナオ(EIZO)にその魅力は全く無い。学生時代、ナナオが高くて買えないのでぼくはTOTOKU(東京特殊電線)のモニターを使っていた。あれはダイヤモンドトロン管を搭載した隠れた名品だったと思う。もう一生ナナオとは縁がないのかもしれない。
今どきモニターといったらDELLか台湾メーカーか韓国メーカーである。
DELLのモニターは安くていいのであるがMacにDELLもないよなあと気乗りしない。台湾のBENQはかなりクリエイティブ分野に力を入れているようだが、実際はわりとイマイチという声が意外に多いのが気になる。Acerもなあ…。そんなこんなで最終的に選んだのがLGだった。
本当は32インチが欲しかったが予算オーバーだったので今までと同じ27インチにしたが、設置してみてやっぱり無理してでも32インチにすればよかったなあと思ってる。iMacは額縁が広くて顎も出っ張っているから大きく見えたがモニターだけになると案外コンパクトだったからである。
システムの移行は一悶着あった。
タイムマシンを使って移行したところキーボードを認識しないのである。具体的にはログイン時はキーが反応するのに、ログイン後はまったく受け付けなくなった。ネットで色々探すがこれぞという解決策は見つからない。仕方がないのでMac miniを一度工場出荷時に戻してOSを再インストールしたところ、問題なくキーボードを認識した。今まで蓄積した古い何かとキーボードがぶつかっていたのだろう。こういうトラブルはいじりだすとドツボにハマるので、さっさとクリーンインストールするに限る。おかげで全て手動で設定し直したのでずいぶん時間がかかってしまった。
さてM4チップの実力はいかに、と言いたいところであるがまだ高負荷のかかる作業を行っていない。それよりもモニターがノングレアになって、やっぱり反射が少ないほうが見やすいなあとしみじみ感じているところである。
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