暑すぎる太陽の下、日陰は苔むす。
多摩湖をぐるりめぐる周遊道は、対面通行に加え歩行者と自転車が同じ道だからスピードが出せない。そればかりでなく、路面はでこぼこで日陰は苔むしているため非常に気を使う道である。
車道の一部というか大部分の区間が自動車専用道となっていて、車道にでることすら許されない。
まあ、スピードさえ出さなければ日陰は涼しいし、信号もないからノンストップで一周できてのんびりサイクリングするには向いている。
でもロードバイクに乗ると、つい踏みたくなってしまう。だからぼくは車道に降りられるところまでやってくると、すぐに出て飛ばす。脚が悲鳴をあげる感覚が気持ちいい。疲労がたまって重くなっていく脚に活を入れてまだまだまだまだと踏み続けていく。
なまった身体を叱咤せねばならない。たるんだ脂肪を燃焼せねばならない。
ゴールしてベンチに座ると滝のような汗が流れ出す。自転車で走っているうちは空冷効果によって汗は出にくいのである。ポカリスエットを500 ml一気に飲み干す。冷えていて美味い。体中に染み渡っていくようだ。
結局ぼくは二周半して帰宅した。子どもたちのお迎え時間があるからである。一日走っていられた頃が懐かしい。今年も暑くなりそうだ。
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