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アメリカ語でレンチ、イギリス語でスパナ。工具のはなし
コンビネーションレンチが必要になってホームセンターへ行った。するとコンビネーションスパナというのも売っている。見た目は同じだが一体なにが違うのか。気になって調べてみた。
すると答えは簡単である。アメリカ語でレンチと言い、イギリス語でスパナと言う、ただそれだけであった。ただし、日本では伝統的に口が開いた形状のものをスパナと呼ぶ傾向がある。でもそれは習慣的なものであって、レンチもスパナも同じものを指すのだ。
両端につく工具の形状がそれぞれ違うものがついているからコンビネーションレンチと呼ばれる。それをコンビネーションスパナと書くかコンビネーションレンチと書くかはその書くひとのこだわりなのだろう。
さて、ぼくが探していたのは15ミリのコンビネーションレンチである。ところがホームセンターに行ってわかったのは15ミリは少数派ということだった。10,11,12,13,14,ときて17へ飛ぶ。コンビネーションレンチそのものは安いものから高いものまでたくさん売られているが、ぼくが探した限り15ミリは2本しか置いていなかった。そしてそのどちらもぼくの用途には合わない。長すぎるのだ。もちろん長い方が工具としては使いやすいが、長いと携帯性が悪い。15ミリのレンチは自転車の車輪を外す際に必要な工具で、出先でパンクしたときに使うものである。
たまにしか使わないものであるから工具はコンパクトでなるべく軽いほうがよいのである。そこで結局ネットで探すことにした。15ミリは特殊とあって種類はあまり多くない。それに自転車工具専用を謳っているものはいずれも高価であった。
ようやく見つけたのがこれ。ちょっとさすがに短いのではと思ったがほかにないので購入した。600円ちょっと。燕三条製で非常にクオリティが高い。ピカピカだから触っていると指紋だらけになってしまうがついついなでなでしたくなってしまうのであった。
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