台無しにするひと
仕事探しでの企業の採用担当の対応の話。
仕事探しする側の人間なのだけど
そこまで切羽詰まってもいなければ
その状況でしか出会わないこともあるので
仕事探しとして自分側の過程はめんどくさいが
その過程での出来事や相手の反応は観察していて
おもしろいというかわりと楽しんでいる。
当事者ながらちょっと他人事みたいな感じで
いろいろ募集をみたり応募してみるなかで
思ったことなのでそんな感じで読んで欲しい。
仕事探しについてのこちらの状況と
応募直後採用担当の対応と印象ついては
前に書いたのでそちらをどうぞ。
今回はそのあとのこと。
応募して実際に返信がきて選考、
面接と段階を踏んでいくと
応募先の本社や採用部署と実際の勤務地が
同じや近い場合は連絡をとっていた採用担当者が
その後も対応ということもあるけれど
そうでない場合面接以降の対応が
その地域で実際に勤務しているひとに
引き継がれ別のひとが対応する場合がある。
応募直後の採用担当の対応による
印象の良し悪しと起こりうる影響については
前回書いたように感じているわけだけど
せっかくその段階で好印象を保っている企業も
この地域担当者が台無しにする場合がある。
もちろんそもそも問題視されてるような
ハラスメントになるような対応はダメなのだけど
そうでなくても無駄に印象悪くするひともいる。
このひとは本来採用担当がメイン業務ではなく
その地域の現場の責任者くらいなのだろうと思う。
それでもやっぱり面接担当として出てくるので
その地域である程度のポジションである可能性が高く
少なくとも企業のその場面での代表でもある。
そのひとがこのひとと一緒に働きたくないなと
会って間もなく思わせるようではと思う。
仕事としての対面なので顔がにこにこしているか
真顔なのかとかそういうことではなくて
仕草、発言、その後の対応の端々にでる印象で。
終始完璧な好印象やノーミスというのは
互いに人間なので無理だろうし
そもそも求めていないのだけれど
この手のひとびとはそれを補う好印象や
人柄の良さみたいなものが特に見えてこない。
会った瞬間になんか違うと感じずっとそのまま。
終始台詞調で言葉としては丁寧なのだけれども
態度や表情に丁寧さがないというか
決まったパターンでやっているだけというか
なんだかいっそ不誠実さすら感じてしまったり。
この感じのひとなので
本社で決まってる部分もあるだろうから
パターンの最低ラインはあるんだけれど
きっとそのなかでの最低ラインの
こんな感じで来るだろうと予想した
そのままの対応をしてきたりとか。
テンプレメール自体は何も思わないんだけど
テンプレメールが下手とかあるんだなとか。
文面はザ・テンプレだけど読みにくい。
改行とか配置もテンプレというか
読みやすいのを真似してくれれば。
メール送るの慣れてないのかなとか
相手の読みやすさとか
あんまり気にしないのかなとか。
同じ会社のひとはちゃんとしてたし
そのひととやりとりしてるんだろうから
読みやすいメールの見本あったと思うんだけど。
おそらく面接直後の時点で
採用する気はなさそうなんだけど
選考検討しましたという体をなすための
結果返答期限ギリギリの連絡なども印象悪いと思う。
応募者も場数だったり人を見る目だったりで
察するひとは察するし採用か不採用か
結果出るまでわからないというひとばかりじゃない。
面接中には前向きな姿勢であるとか
面接担当者が態度を取り繕えているならまだしも
それが全然できていないときに
そのポーズになんの意味があるのだろう。
当日や翌日に連絡すれば印象悪くするかもと
少し日をあけるのはわかるし
迷う余地や応募殺到のため他も検討とか
そういう要素が感じられるならともかく
採用・不採用を決めたら気持ち日をあけても
早めにお知らせのほうが好印象なのではと。
時期が決まって同時に複数の選考をせざるを得ない
新卒採用ならともかく転職やアルバイトなど
随時採用の場合応募者側も採用側も
長い保留状態はロスなのではないだろうか。
採用されたとしてもあんまり引き延ばししてると
同時応募してるひとは他に採用されてしまったり
そうでなくてもきっとダメなのだろうと
既に次に気持ちがいってしまって
気持ちよく働く心境ではなくなっているかも。
応募者はもちろん結果がどちらにせよ
早く結果が出たほうが先の予定が立てられるし
採用側は先送りにすることで
印象が悪くなる可能性はあっても
好印象を与える可能性は低いうえに
せっかく時間をかけて採用したのに
辞退されれば時間と労力の無駄になりかねない。
それって、誰にメリットあるんだろうなっていう。
段取りが早いところはサクサク進むし
いくつかの企業では応募する前の段階で
あらかじめ採用まで1~2週間というふうに
明示しているところもある。
長いところだと応募から最終結果まで2週間以上、
さらに採用されたとしても実際の勤務開始は
最短でそこから1ヶ月後というところもあった。
2週間~1ヶ月半って結構な時間である。
しかもこの長いところは進むにつれ
徐々に明かされる方式だった。
そもそも不採用の場合は連絡しない
と通知している場合はともかくとして
連絡をしますと言ったら連絡はすべきだし
連絡するなら早めのほうが好印象。
これはどの段階でもそうなのでは。
応募してきといてその後の返信への反応がないとか
遅い応募者採用側もなんか嫌ではないだろうか。
応募者側も一緒。
それまでの対応がきちんとしていると
担当者の違いによる落差は残念な印象が強かった。
しかも、応募した側は採用担当に対して
何かを思ってもそのひとに対して
まず何も言わないと思われるので
自分たちがさよならしているつもりで
相手からさよならされて未来の顧客を失い
そのことに気づくことのないまま
次回以降も繰り返すことになったりする。
そのひとがそのポジションに居続ける限り。
そして、離れたひとは
再度そこに現れる可能性は低いので
そのひとが退いたあともその人のなかでの印象は
変わることなく悪いままになるだろう。
応募する側はその時はさよならされて
その企業で働くことがダメだったとしても
サイレントにしろ通知ありにしろ
結果は結果としてでるので
その結果を受けて改善したりして
他の企業でまた違う結果を得られるようできるし
働けない=その企業の顧客としてNGでもないので
私生活で企業と関わり続けるか止めるか
選択することもそのひとの自由である。
けれど、企業側は関係を断たれたとしても
わざわざ宣言するひともほとんどないだろうから
知ることもなければ指摘されることもないまま
どんどん静かにさよならされ続ける状態が続くし
1度離れられてしまえば触れないわけだから
挽回の機会もほとんどないことになるのではと。
同じひとの対応で印象の良し悪しもそうだけど
誰かがちゃんと守った印象をこうして
別の誰かが台無しにしてそのしまうのって
とてももったいないなと思う。
選ぶのは企業側だけじゃなくてお互いになのに。
今の時代たとえ社内でそういったものがなくとも
面接を受ける側のマニュアルだけでなく
面接官側のマニュアルもインターネットで検索可能。
面接受ける側も調べれば一緒にヒットして
目にする機会があったりするので
実はそういう目で見られていたりする。
メイン業務でなくとも業務にあたるなら
それまでに積み上げた印象を台無しにしないように
気をつけたほうがいいのではと思う。
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