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誰もいない家の家計等の管理

誰もいない家とはいえ、水道光熱費等、毎月の支出がある場合、それをまかなうために銀行口座やクレジットの管理が必要です。母の実家の場合、かきのような対応としました。

毎月の支出

母が老人ホームに入って誰もいなくなった実家ですが、色々な物があることからも、現時点ではそのままにしておくことになっています。
住んでいない家とはいえ、固定資産税以外にも毎月結構なお金がかかります。
・電気代:冷蔵庫があること、防犯上部屋の一部の照明をつけているので、毎月数千円程度かかります。 これは必要な経費。
・水道代、ガス代:基本料金です。 消費が少ないので契約継続要否の問い合わせが一度ありました。 基本料金なので、これもやむなしですね。
・光通信とそれに伴う諸般の費用:光通信だけで数千円。そのほかはインターネットプロバイダ、固定電話基本料金、TV代がかかります。
電話料金等がクレジットカード引き落としの上、銀行の登録電話番号が実家の固定電話であること。銀行情報の変更、手続きによっては本人確認が必要なことから、これらも手付かずで動かせていないのが実情です。
母はガラ携なので、そちらの番号への変更も実は困難です。

結論:基本的な月額料金を減らすことはかなり難しい。 また、こういった料金が継続発生していること、どの口座からの引き落としなのかは把握する必要があります。

銀行口座

以外と難題であったのが、銀行口座です。
本人確認が不要(=手紙で処理できる)な支払い関係は、1つの銀行にまとめることができました。
一方で、銀行口座そのものは、本人が行く、あるいは委任状が必要なうえ、平日しか対応できないことから、そのままとしました。
母はショッピングが好きであったことから、繁華街に支店のある銀行2か所とゆうちょ銀行の計3つの口座がありました。
繁華街の銀行は、A信託銀行とB都市銀行です。
拙宅の県にA信託銀行はないし、B銀行も県庁所在地のみ。さらに、A, Bともその支店まではJRなら便利だが、自動車では不便。
結局、年1回程度、何かのついでに都内に出かけた場合に記帳することにしました。(実際未実施。)

結論:元気なうちに、実家近くの地方銀行に口座を作っておき、信託銀行は(普通口座しかなかったことからも)撤収しておけばよかったと思います。
メインバンクは「ゆうちょ銀行」にしました。これならば、通帳だけでも、カードだけでも出し入れができ、全国どこでも使用できます。
(年金の入金口座もこちらにしました。 老人ホーム費用と相殺しています。)

クレジットカード

インフラ費用引き落としのあるカード1つを除き、年会費が不要であっても契約解除しました。母が何か買い物をしたいことが万一あった場合を想定して、1つだけは残しました。 カード更新時まで使用しなければ、これも解除予定です。カードの住所変更は(苗字が同じなので)難なくできました。
全てを奪ってしまうのはやっぱり気が引けました。

結論:クレジットカードは社会とのつながり。使わなくても(本人の手元になくても)「持っています」という事実は大事かもしれません。

郵便

年金や保険等、市役所関係の書類は 市役所で手続きをすれば転送が可能です。老人ホームの他、親族の自宅への転送もOK。私は 老人ホームの転送とし、母が直接受領できるようにしました。 読む、読まないは別として、社会とのつながりを確認する手段の一つと考えたからです。
インターネットを使えない母は、年老いて(友人の多くは先に逝って)、老人ホームと親族以外のつながりは希薄です。少しでも何か外からの情報があればよいかな っと思いました。
DM関係は、徐々に減少し、しつこいところでも「受け取り拒否」と記載してポストに投函することで来なくなりました。一か月でポストがあふれることもなくなりましたから、こちらは一安心です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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