2023年7月の日記
7月4日
唐突だが日記を書きはじめることにした。書きたいと思った理由は色々あるけど、それをここで1つ1つ説明するのもなんか違う気がする。後々別のところで書くかもしれない。
文の長さもルールも決めず、考えたことやその日いいなと思ったことを自由に書きたいと思う。書かない日があったっていい。あまり気負わず、書きたいことがある日に書いていきたい。
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仕事をしながらコアラのマーチを食べた。無心で食べているうちに、何個か絵柄を確認せずに口に放り込んでいたことに気づき、ショックを受けた。見ずに食べたコアラの中に特別レアなやつがいたかもしれない。大人になるってこういうことなのか。
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楽しみにしていたテレビ番組が放映された。録画機能もTverもある中で、放送時間の少し前から待機して、携帯を開かずただテレビの前に座ってゲラゲラ笑っている時間が幸せだった。
7月5日
朝からタイムフリーで聴いていたラジオでカネコアヤノのやさしいギターが流れてご機嫌。雨がザーッと降り出したと思ったら止んで、また強く降って、不安定な天気だった。帰り道、水溜まりに信号機が映っていて、上から雫が落ちてくるたびに赤い光が揺れていた。タイムフリーでラジオの続きを聴いていたら、ツイていない日の締めくくりを「いっそ世界が終わればいいのに」と思って寝たと話していて、なんだか元気が出た。疲れている時の人の限界話は妙に笑える。
7月6日
お昼過ぎ、父からLINE。滅多にLINEのやりとりをしないので変に胸がざわついてしまう。恐る恐る開くと「ムーミン推し活応援スタンプ」のプレゼントが届いていた。そうだった、父は一年に一度くらい、何の脈絡もなくLINEスタンプをプレゼントするタイプの人間だった。普段やり取りをしない分、毎回通知を見て新鮮に驚いてしまう。ずっと慣れない。そして、中学生のときにポロッと言ったムーミングッズを集めているという話が脳裏に焦げ付いているらしく、ずっと娘はムーミンを集めムーミンで喜ぶと思い込んでいる。(実際今も好きなのだけれど。)とりあえずすぐダウンロードして「ありがとう」と「かわいすぎる」のスタンプだけ送った。既読無視されたまま今に至る。
7月7日
「大谷選手に いつも元気をもらっています ありがとう」と書かれた短冊を見つけて、いいな、と思った。他人のお願い事を盗み見るのはあまりよくないかもしれないけど、こういうのは何だかこちらが嬉しくなる。
7月8日
これは良い!多分これからも好きで居続けるだろう!と直感で感じたミュージシャンは、ライブ情報を見て、いけるところがあればすぐ足を運ぶようにしている。そんな感覚で、作家さんのイベントに行ったのは初めてだった。先月名前を知ったばかり、最新エッセイ本「桃を煮るひと」を先日手に取ったばかりの、くどうれいんさんのトークイベント。「桃煮ラジオ」というタイトルで、参加者の人生相談に乗るといったイベントだった。ずっと明るく笑顔で、柔らかい雰囲気がありながらも、ご本人の考え方に芯があって、斬れ味の良い回答が飛び出すくどうさん。でもくどうさんご本人のお悩みを聞いた時に、くどうさんも、参加者の皆さんも、悩みながらも本当によく頑張っている、それでいい。と、なんだか憑き物が落ちたような、すっきりと清々しい気分になった。くどうさんの文章から滲み出る人のあたたかさ、素直さが、くどうさんご本人のお話から感じ取れた。やっぱり、直感を信じて来てよかったと心から思った。くどうさんの著作を網羅したい。
7月9日
「桃を煮るひと」を読んでずっと食べたかったファミチキを久しぶりに食べた。仕事あともう一踏ん張り、というタイミングで買いに行き、人が少なくなった職場で、誰にも見られないように端のほうで食べた。溢れ出す肉汁とカリカリの衣の食感が、お腹も心も気力も満たしてくれる。
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たまたま職場に桃が届いて、2個貰って帰った。桃を煮るひとづくしの週末だった。
7月10日
どしゃーーっとバケツをひっくり返したように突然降る天気が多い。今日は雨に当たらず済んだが、夏の雨上がりは街がサウナになってしまうのでちょっと苦手。大汗をかきながら石自慢大会という展示に行き、石のガチャガチャを回した。茶色の縞模様が木目のような、惑星のような、かわいいやつがうちに来てくれた。手に取ると、見ただけではわからない窪みや、つるっとした部分がわかる。それもまた石の面白さの一つだと思う。
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桃はまだ熟しておらず、思ったより甘味が少なくさっぱりしていた。あっという間に平らげた。
7月11日
7月12日
朝ごはんにタンドリーチキンの乗った惣菜パン、昼にセブンイレブンのカオマンガイおにぎり、夜に無印良品のルーローハンとコムタンのレトルト食品をごはんにかけて食べた。胃袋が多国籍すぎる。無印良品はカレーシリーズが取り立てて褒められがちだけど、他のごはんにかけるシリーズもめちゃくちゃうまいからな!!と声を大にして言いたい。
悲しいことがあった日は温かいごはんを食べたいし、悲しくなくても温かいごはんを食べると胃も心も落ち着く。
7月13日
帰り道は雨が降っていたので、猫が2匹、屋根のあるところで香箱座りで雨宿りをしていた。神社の近くの店から傘もささずにお店の人が出てきて、丁寧に礼をして参拝していた。毎日の習慣なのだろうか。背筋がしゃんと伸びていた。帰ったらいつもより丁寧に仏壇に手を合わせようと決めた。
7月14日
1日3食きっちり食べるとか、夜寝て朝起きるとか、多くの人にとっては当たり前にできることでも、自分にとっては難しい生活の手順が、誰しもあるのではないだろうか。私の場合はお風呂。お風呂に入ってる時は大好きだけど、入る前と後があまりにも億劫で。必死の思いで浴槽を洗い湯船に浸かってもそこで力尽きてしまう。じゃあシャワーで済ませればいいではないか、と思うかもしれないけど、椅子に腰掛けただけで最近は眠気が襲ってくるようになった。椅子でうとうとして数十分過ぎることもザラ。風呂にパッと入れるスタミナをつけたい。
7月15日
朝風呂に入り、昼から髪を切りに行った。髪を切りに行くというより、美容師さんとお話ししに行くために行っているといっても過言ではない。髪を梳いてもらい、インナーに人生で暫定一位の明るさのハイトーンを入れた。薬剤を塗ってもらった時、想像以上に頭皮がピリピリした。明るくするほど痛くなるのか…?全頭ブリーチする人はもっと痛いのか…!?とにかくいい色に染まってくれてよかった。
7月16日
THE BAWDIESとOKAMOTO’Sのスプリットツアーに行った。BAWDIESは自分の原点と言える存在で、もう数えきれないほどライブに行っているが、メンバーの誕生日当日のライブに参加するのは今回が初めて。カッコいいロックンロールバンド2組のステージのはずなのに、何度もお腹を抱えて笑う場面があって、放課後に学生たちが軽音部の部室で駄弁っているようなゆるさがたまらなく幸せな時間だった。
7月17日
いつの日かおたまじゃくしからカエルになりたてくらいの大きさのカエルを見たことを思い出し、まだお尻が栗みたいに尖っててかわいかったと母に話したら、「じゃあその子の名前はクリ坊だね」と言っていた。
7月18日
つっかえ棒のように、一つの仕事がなかなか進まず、それが気になって他の仕事が手につかなくなっていたけど、やっとつっかえを壊すことができた。まだまだやることは山積みだけど、一つうまくいけば、流れで他もうまくいくみたいなところある。
7月19日
かわいいと思いながらずっと名前が分からなかった花の名前を、偶然Twitterで知った。アガパンサス、また来年ね。
7月20日
梅雨が明けたと同時に、ずっと更新を待っていた人がYouTubeとSNSに帰ってきた。顔を見れただけでかなり安心したし、ひとつひとつ紡ぐ言葉が優しくて暖かかった。おかえりなさい、これからも私の心の拠り所にさせてください。
7月21日
昨日昼食と一緒に切れていた歯ブラシを一本買って、何を思ったか自分のカバンの中ではなく、会社の共用備品入れの中に突っ込んで帰ったみたいだ。朝出社すると「こんなとこに歯ブラシ入れたの誰だよww」「しかも新品なんですけどwwww」となっていて、恥ずかしくて自分のだとは言い出せず。あとで回収しようとお昼過ぎに見てみたらもうそこにはなく、私以外の誰かがどこかに持って行ってしまったみたいだ。この会社のどこかに私の買った歯ブラシがあるはずなのに、きっともう二度と会えないのね…。
7月22日
朝ごはんを食べようと食卓に腰掛け、マグカップに並々入ったカフェオレを飲もうとして、盛大に着ていたTシャツに飲みこぼした。たった5秒の出来事だった。
7月23日
夏晴れの中、学生時代から憧れだったfoufouのお洋服を着て、友達たちに会いに行った。美味しいご飯を食べながらくだらない話をして笑いあう時間を学生ぶりに過ごした。いつもよりしゃんとした恰好の友達はとても大人びて見えたけど、喋り出すと出会った頃と変わらなくて。お互いに変わらないでいいところは変わらないまま歳を重ねていきたいと思った。
7月24日
ここ最近予定がぎゅうぎゅうだったので、久しぶりにゆっくりできた休日。カネコアヤノのライブ写真を見ながらタオルケットにくるまって、ぐっすり昼寝した。緑色の丸いナスを使って炒め物をしたら、炒め過ぎて縮んでしまったので、いつかリベンジしたい。
7月25日
職場で先輩から、巷で人気と噂のお店のクッキーをお裾分けしてもらった。メープルシュガーが練り込まれていて、食べた瞬間それがじゅわっと口の中で溶けて、食感はサクサクしているのにメープルシロップを直で飲んでいるぐらいな気がした。あまりのおいしさに2つ一気に食べてしまったのに、先輩に帰り際まだ日持ちがするから毎週1つずつ大切に食べようねと言われ、肩身が狭かった。でも後悔はしていない。来週が楽しみ。
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父が楽しみに残しておいたらしいパンを私が間違えて食べてしまった。だいぶ機嫌を損ねていたらしいけど、私がお風呂に入っている間に母がケーキを出していてくれたので、顔を合わせた時にはもうご機嫌だった。食い意地の張りっぷりと、食べ物に対する喜びや妬みは父譲り。
7月26日
ポケモンスリープを起動させて迎える初めての朝。夢の中でもポケモンスリープを一度止めていたので朝を2回迎えた気分だった。タマザラシのこてん寝が何とも愛らしい。
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くどうれいんさんのウエディングフォト、オフショットも含めて大好き。ご結婚おめでとうございます。
7月27日
おばあちゃんの家からもらってきたとうもろこしをパスタの茹で汁で茹でて、食べやすい大きさに割って、照り焼きにした。最初は中火で蒸し焼き。みりんと醤油を2:1で合わせてかけ、絡めながら焼いていく。かじりつくと一瞬調味料の風味が抜けて、あとからとうもろこしそのものが甘さが口いっぱいに広がる。みずみずしく美味しかった。
7月28日
人にご馳走してもらうCoCo壱、嬉しいけど甘辛にして下さいと言えず、全部普通で大丈夫ですと言ってしまった。やっぱり辛かった。さらにほんとうはきのこカレーが食べたかったけど、1番最初に目に入ったやさいカレーにした。自分の好きなもの食べたらいいのにね。豚しゃぶカレーにほうれん草トッピングが美味しいと聞いたのでまた試したい。
7月29日
何か手土産買ってきて、暑いしチョコ以外で、と頼まれて、ウンウン悩んだ挙句チョココーティングのされたお菓子を買ってしまう痛恨のミス。デパ地下は情報量が多すぎて、自分へ買うときはあっさり決まるけど、人のことを考えると思考回路がショートしてしまう。コンビニでかちわり氷を買って巨大保冷剤代わりにした。一緒にパピコを買って、家に帰ってすぐ食べた。
7月30日
緊張した時は親指の腹を押していると言う話を聞き、効く効かないはともかく一度やってみたい。緊張している状態でこのことを思い出せるかはさておき。
7月31日
健康診断でいちばん血圧測定が苦手。こんなに腕が締め付けられるのにリラックスできるかよ、といつも思ってしまう。今年の採血担当の看護師さんはとてもお上手でほとんど痛くなかった。心電図のパッドが一気にすぽん!と外れた時が気持ちよかった。
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