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運は良い悪いではない、使うか貯めるかだ〜読書レビュー『運転者』
子育てが落ち着いてきた今、やりたかったことをやるチャンスがやっと来たのに動けない自分がいた。
これまでやりたいことは山ほどストックしてきた。
山登りや料理教室通いとか。
行きたい場所リストもあるし、会いたい人もいる。
家の中を見渡せば、時間ができた時に手をつけようと思っている収納庫だってある。
いつか手が空いた時にやるつもりのことがあるのに、なぜか一歩が踏み出せない。
なぜだろう。
これまでお預けしてきたことを、今始めて意味あるのか?という気持ちに気づいた。
時間とお金を割いてまで、そこにいく意味はあるのか…
今更新しいことを始めて、どこまでやれるか…
うまく出来なくて、時間とお金を無駄にするのではないか…
このようなネガティブな気持ちに気づいた。
そんな時、数ヶ月前に図書館で予約していた本の順番が回ってきた。
『運転者』喜多川泰 著
心に染みた、心が動いた本。
私なりの受け取り方を残しておく。
メモ
運は 良い 悪い ではない
運は 使う 貯める で表現するものである
頑張っても報われない時、それは運を貯めている時。あとでいいことがある。
いつも上機嫌で…不機嫌な人にいい話は来ないから。
損得勘定から離れ、純粋に楽しそう、面白そうと素直な気持ちで物事を見ていい。
自分は面白いと思えないことでも、それが「面白い」と思う人がいるなら、「何がそんなに楽しいのだろう」と興味を持つと世界が広がる。
誰かの幸せのために自分の時間を使う。
短期的にみて自分のメリットがなくても、いつか自分のものになるかもしれない。
世の中は誰かが頑張る姿からもらったエネルギーの集合体。
成功した結果からもらったエネルギーではない。
使う運より貯める運を多くする。
人生トータルで運がプラスになるように…それがプラス思考。
自信を持つには、比較しない。
人にはそれぞれの役割があるから比べなくていい
自分の人生にとって、何がプラスで何がマイナスかはそれが起こっている時には誰にも分からない。
どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが「生きる」ってこと。
読み終えて
物事は取り組み方次第で自分にとって良くも悪くもなる。
一見自分の目的とは違うようなことでも、巡り巡って繋がることもある。
自分の目的やメリットばかり考えているときには、なかなか目的は達成できない。
だから、目の前の損得だけでやるやらないをジャッジしないのが賢明だ。
縁があったものはとりあえずやってみる、それが運が巡ってくるきっかけになるのかもしれない。
あぁ、そうだった。
若い頃はやりたいことに一目散の性格で、気持ちのままに動けていたのに。
いつのまにか、
今更やっても意味あるのかな?
無駄になるかもしれない。
今からではあの人には勝てない。
やってみたいけど役に立つかな?
そんな損得勘定や他人と比べて自分を縛っていたのかもしれない。
心の赴くままにやりたいことを始めてみよう。
誰かの興味に乗っかるのも面白いかもしれない。
エンジンがかかってきた。