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家を飛び出したあとのはなし

行きたい場所を考えても思いつかず、半ばむりやり思い出して、図書館に向かった。図書館ではなるべく時計を見ないようにしてひたすら好きな写真集とか趣味本を眺めていた。 途中消防のサイレンが聞こえた。まさか、、と気になった。それからやっぱり子どもたちのことが気になって素敵な写真を眺めても思うほどとりつかれなかった。 それでも自分の気持ちが落ち着いていなかったから帰る気持ちにはなれなかった。 それからいよいよ夕方になった。いつもなら「母ちゃんお腹すいた」連呼に1秒でも早く応えるべ

    • 梅雨前の記録

      母の日。 子どもたちと一緒にいる空間がしんどくて、プツンと線が切れた。 突発的に家を飛び出した。 とにかく帰りたくなくて、でももうそろそろいい加減帰らないと、と思えたのは自分でも長丁場だったと感じた20時過ぎだった。 それも、ちゃんと気持ちの切り替えがついたからではなく、「帰らない」の一点張りの私に夫が困り果ててる様子をみて諦めがついたからだった。 子どもたちの喧嘩は日常茶飯事ではあるけれど、私は自分に疲れが溜まってくるとさらりと聞き流すことができなくなることが多い