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アメイジング・グレース
こんにちは!ひろです。
本日は「名探偵コナン 旋律の楽譜」でも話題になった楽曲「アメイジング・グレイス」について書きたいと思います。
もちろんコナン君以外でも世界中で愛されている名曲なので、ご存じの方も多いと思います。
アメイジング・グレイス(Amazing Grace)とは黒人霊歌として多くの人に親しまれている讃美歌のことです。この曲は、アメリカ公民権運動(主に1950年代から1960年代にかけて、アメリカの黒人(アフリカ系アメリカ人)が、公民権の適用と人種差別の解消を求めて行った大衆運動 (Wikipediaより)が行われるやく200年近く前にできたものです。
1779年、ジョン・ニュートン作詞。なんとイギリス人牧師で、さらに聖職につく前は奴隷船の船長をしていたというのであるから驚きです!!ちなみに合衆国は独立戦争真っただ中・・・
ではなぜこの元奴隷商人はこの詩を綴ったのだろうか?彼が奴隷船の船長職をしていたのは1745年~1754年までの9年間である。生活のためである。彼は奴隷であるアフリカ人に対して人間として接するべきだと考え、聖職についたのだった。奴隷商人として生計を立てていた時のことの責任を思い書いた詩が「アメイジング・グレイス」だったのです。
ここで一部の歌詞を紹介します。
Amazing grace! 大いなる恩寵
how sweet the sound なんと快い響き
That sav'd a wretch like me! それは私のような惨めなものも救う
I once was lost 迷える私にも
but now am found, 今、道が開けた
Was blind, かつては見えなかった
but now I see でも今は見える
黒人霊歌として歌い継がれている一方、奴隷商人によって作られた歌ならば歌わない。という黒人も少なくはないのが現状としてあるのは事実です。それでもなお歌い続ける聖歌隊、歌手もいます。オペラ歌手ジェシー・ノーマンは1997年のクリントン大統領第2期就任式でもアメリカを讃える歌として「アメリカ・ザ・ビューティフル」と共に「アメイジング・グレイス」を歌っています。
ジェシー・ノーマン
TOPの歌手はバーバラ・ヘンドリックス(アメリカ合衆国出身の声楽家で、人権活動などの社会奉仕でも著名(Wikipediaより)