教育に飽和点はない
日本IBM社長山口明夫氏の記事
組織論はビジネス書界隈に溢れている。そんな組織についての記事。
組織運営で大事になのは一人ひとりが部下を信頼すること
記事では、現社長の山口明夫氏が若手社員の頃に、上司からの強い信頼に支えられて、知識も技術もなかったにも関わらず仕事を任せて頂いたことが成長に繋がっていると語っている。信頼されている安心感があれば、能力が発揮されるはずです。アイディアが出るし、仕事のスピードも速まる。「個」の強い組織になる。と記事で伝えている。まさに文章通りで信頼が安心に繋がるから、仕事以外考えないで済むんだよなー。
会社の仕組みとして上司が部下を評価しなければならないのは、役割を演じているに過ぎない
組織を統括する時は役割による上下関係より、尊敬し合う関係を築き、成長することが重要です。と記事に書いてある。森岡毅氏も同じことを本でも書いていた、結局仕事の役割と人間=人間の信頼関係は別だということだ。でも、会社には「仕事の成果=人間の質」と思う幹部が一定層いて、そういう人が組織を腐らせていく。マジでどうしょうもないことも起こる。
個を強くするためには色眼鏡を外す
IBMには教育に飽和点はないという考え方があり、私も勉強を続けていますが、社内を見渡せば、一人ひとりが様々な分野の専門家です。若くても私にとっては尊敬すべき相手であり、先生です。とこんな素晴らしい事を言える社長はなかなかいない。
中途採用で入って来た人に対して、「経歴」は参考にしかならない。まずはその「人となり」を知ることから始めるべきだと思う。仕事で物事や課題の本質を捉えることを必死でやっているが、人間(相手)がどういう人物なのかという本質を掴むことをおろそかにしている。
個人を信頼するという事は、全ての組織論の根底にある。どんな秀逸な評価システムや業務フローを構築しても、信頼できない限り個が組織で力を発揮できる状況にはならない。やらされている仕事はアッパーも決まっている。
そいう言えば、ある一族経営社長が信頼できるのは親族だけだ!と言って役員がほとんど一族だったなぁー。ま、そういう仕組みの会社は多いのだろうけど、それを社員に言っちゃだめだろうなー。