【おうち遊び】餃子の華道をつくってみよう
こんにちは!華道部員の井上です。
前回の投稿では、記念すべき第一回目の「たべる華道のワークショップ」の様子をご紹介しました。
参加してくれたみなさんの素敵な作品を見返していると、次の作品をいけたくなってきますね…
井上「春も終わったし、また違う料理にチャレンジしてみたいな」
高橋君「夏の餃子(とビール)は、最高だよね」
ということで、第二弾は餃子の華道に挑戦してみることにしました!
新しい型を習得しよう
「楽しく、華道に触れる」のがたべる華道。前回は、基本立真型という草月流で一番最初に習う型に従って、いけてみました。
実は、草月流では立真型に並ぶもう一つの基本的な型があります。それは、基本傾真型という型です。「立真、傾真の二基本が、あらゆる花型の母体」と言われていたりもします。(「草月五十則」より)
基本傾真型とは、立真型の真と副をいれかえたカタチです。真が横に長くのびるこのカタチは、立真型よりもやわらかい印象を与えます。今回は、この型に従っていけてみました。
基本立真型や真・副については、こちらの記事でもご紹介しています!
餃子の華道作品集
それでは早速、完成した餃子の華道をご紹介しましょう。
ナスの水餃子(井上)
夏の水餃子ということで、食材は「キャベツ、ニラ、ナス、マイタケ」を使いました。傾真型の特徴である「やわらかさ」を出すために、ニラを真と副にして、曲線を意識していけました。
土台はキャベツをチョイス。白と緑のグラデーションできれいな断面が正面にくるように、バランスをとりました。加えて、断面の色に合わせて、白マイタケと残ったキャベツの葉を敷き詰めています。
ナスは、アクセントカラーに!切り込みをいれることで、中の色も見せてあげます。
最終形態の水餃子の様子もちらり。
大葉とトマトの焼き餃子(高橋君)
高橋君は、焼き餃子の食材で挑戦。「白菜、ニラ、トマト、シイタケ、大葉」を使いました。白菜を真としてだけではなく、土台としても活用しているのがとっても面白いです!うまくシイタケがバランサーになっていますね。
トマトの使い方も素敵です。赤色が1つ入ることで、全体が引き締まりました。
高橋君の今回のこだわりポイントは、ニラとのこと。曲線と直線をうまく使い分けながらいけていますね!
そして、餃子がすごいきれいに焼けてるな…
高橋君からヒトコト
普段は結構足し算で作っちゃうことが多いのですが、今回はできる限り物を減らしてく方向で作ってみました。にらの曲線表現がお気に入りです!
カレー or 餃子?
高橋君「カレーも餃子も、違うよさがあったなあ。餃子の方が野菜選びはやりやすかった。カレーと違って、メインの食材は(キャベツか白菜と)既に決まってるからね。ちょい足しを何にすればいいか悩むだけだったから、餃子の方が初心者むきかもしれない。」
井上「たしかに。カレーの方が食材が自由な分、難易度は高いのかも。ただ、色味を出すのは餃子の方が難しかったかな。いけることを考えるとアクセントになる色が必要だけど、餃子で使う食材は基本緑色。逆に、カレーはだいたいニンジン(オレンジ色)が入るから、ありがたかった。」
高橋君「そうだね。そういえば、子供が好きなメニューってカラフルなものが多い気がする。そういう視点で選ぶと楽しいかも。」
井上「あとは、食材のカタチや色の良さをどういかすか、前回よりも意識できるようになった気がする!にらの曲線をいかそうと思ったり、キャベツの断面を正面にむけようと思ったり。」
高橋君「勝手がわかってきた分、前回よりも今回の方が集中できた気がするね。真を土台にするチャレンジもできたし。」
高橋君「あとは、いけた後料理を教えてもらえたら楽しいよね。」
井上「それ、わかる。」
カレーに続き、餃子も挑戦することができた「たべる華道」。また違うメニューでチャレンジしたいですね!
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