わたしを嫌いなわたしとの共存
わたしを嫌いなわたしとの共存生活も
なかなか上手くなり
中、高生時代はひたすら笑って過ごしていたし
大学はそれなりにホームステイしたり
居酒屋でバイトしたり
なんて事ない
ただの能天気で楽天的な
周りからは順調そうだねと言われるような
生活をし
26歳で結婚するにいたる
共存関係を結ぶには
大成功と言っていいくらい
わたしは わたしを嫌いなわたしを上手く隠し
出てきていいよという時は大概
夜一人でいる時のみだった
大成功と言ったが、
果たして大成功だったのか?
違和感が今生まれた
中学は部活で忙しく
夜まで部活のメンバーといる事がしばしば
家に帰ってもご飯を食べたら疲れて寝るだけの生活をしていたし
高校生の時は友達のうちに泊まり一人でいる時間が少なかった
大学に入り
バイトと飲み会とでひたすら誰かと時間を共にして
ひたすら誰かの家で雑魚寝していた
もしかしたら
無意識下で
一人になる時間を限りなくなくしていたのかも
しれない
そんな事がよぎった
就職し、自分の時間やお金を得ても
持て余し大人になれないと感じていたのも
今では納得がいく
何かになりたい
何者かになりたい
何かしたい
常に忙しそうと言われたのはこの頃から
仕事の合間にカイロプラティックを習ったり
こっそり副業したり
学生時代のバイトをヘルプしたり
とにかく忙しいを作っていたのかもしれない
忙しければ
わたしを嫌いなわたしが出てこないから
それは本当の共存と言わないのかもしれない