我が家がはじめた【お小遣い制度】
子どもが小さい頃から、
大きくなったらお小遣いをあげたいと思っていた。
それで、いろいろな方法を調べてみては、
我が子に合ったお小遣い制度は何か、と考えてきた。
いよいよ今月から
満を持してお小遣いを始めてみたので
ここに記録してみる。
今後も、ちょこちょこ我が子に合わせて変更していくと思ので、
あくまでも今の時点での方法だ。
報酬制
お手伝いに対して報酬を与えるというのは、
お小遣いにおいて賛否両論あるテーマだ。
しかし、わたしたち大人は、仕事の対価としてお給料をいただいている。
そこで我が家でも、
『お手伝い」なのだが、『お仕事』と呼んで、
報酬を渡すことにしてみた。
今まで、子どもたちには、
こんなお手伝いをお願いしてきた。
長男:お風呂掃除(4年間継続中)
次男:トイレ掃除(2年前から長期休みのみ)
三男:タオル畳み(この前の夏休みのみ)
これを毎日のお仕事として、毎日20円で継続してもらう。
そして、その他のお仕事もメニューに加えた。
しかし、毎日の仕事に関しては、
「お母さんに言われる前にやったら20円」というルール付きだ。
特にお風呂掃除は、
17時半には終わらせていてほしい。
ということで、
17時半を過ぎてもやっておらず、お母さんに
「やってね」と言われてからやった場合は、報酬は10円。
半分に減額だ。
これは、子どもと一緒にルールを決めた。
子どもたちは、
「10円でももらえればうれしい」そうなので、
このルールに全員が納得した。
支払いが発生するタイミング
お金は、稼ぐだけではなく、支払う場面もある。
ということで、
我が家では何か所か、支払うタイミングを設定してみた。
欲しい物を買うとき
お母さんが買ってきた特別なお菓子を食べたいとき
毎日の仕事を委託するとき
寝る前の片付けをしていなかったとき
この4項目だ。
1.欲しい物を買うとき
これは、
お小遣いをもらう大きな理由になるものだ。
これが、
我が子たちには今まであまりなかったので、
お小遣い制度をなかなか始められなかった。
最近になり、
長男がポケカを買いたいと言い出した。
ポケカに関しては、わたしたち夫婦としては
あまり好きなお金の使いどころではなかったので、彼に快く「いいよ、買おう」と言ってあげられなかった。
そこで、
「長男が自分で稼いだお金なら、何に使っても
それが学びになるだろう」
と考えて、お小遣い制度を始めることにしたのだ。
長男は、ポケカでバトルをするというよりも、
レアカードを当てたい
という、宝くじのような楽しみ方をしたいようだった。
それに対して、ほいほいとお金を出すのは
うちの家庭にとってはNGだが、
自分で稼いだ貴重なお金で買うならOKだろうという考えだ。
自分で稼げば、無駄遣いはしたくないだろうし、
レアカードが簡単に出なければ、
そこにお金をつぎ込むべきかどうか自分で考えるきっかけになる。
せっかく買ったなら、バトルをして、
最大限にポケカを使い倒そうとするかもしれない。
長男は、割と浅はかなので、
そこまでのことは考えないかもしれないけれど、
お小遣いで買ってくれれば、
わたしとしても、長男としても、納得ができるのだ。
2.お母さんが買ってきた特別なお菓子を食べたいとき
これは、どちらかというと、次男と三男向けに考えた
お金の使いどころだ。
彼らはまだ、定期的に買いたいものがあるわけではないので、
ちょっと特別なお菓子を楽しむためにお金を使ってもらうことにした。
誰かにもらったり、わたしがいつも用意するような、
果物やたいやきやおにぎり等は、量を気にせず食べてほしいので無料。
うちの子たちは、細身なので、エネルギーは常に補給していてほしい。
食べものに対して子どもの頃から節約されては切ないので、
『特別なお菓子』にだけ、値段をつけることにした。
わたしが最初に用意したのは、マリオのグミだ。
2個で10円。
三男は、たいして稼いでいない時点で、
4個買っていた(笑)
今自分が持っているお金がいくらなのかを考えるきっかけになるといいな、と思う。
ちなみに、ここで買った金額は、メモ帳を置いておき、
そこに書いていく。
月末にお給料をもらって、その中から
その月に買った分の金額を払ってもらう仕組みだ。
3.毎日の仕事を委託するとき
毎日お願いしている仕事だけれど、
大人だって、どうしてもやりたくないときがある。
子どもにもそういうときはあるだろう、ということで、
委託料30円で、お母さん(わたし)が代行することにした。
お金を払うことで、
自分のやるべき仕事を人に委託する。
でも、それをすると、
今日もらう分の20円+委託料30円で、50円分の損になる。
「今日は疲れているから、
どうしてもやる気が出ないから委託しよう」
と考えるのか、
「50円損するくらいなら、ちゃちゃっとやってしまおう」
と考えるのかは、子どもの自由。
働き方を考え、自分のお金の遣い方を考える。
書いてみて改めて思うけど、
これは、大人になってから大事になるスキルだ。
ちなみに、お小遣い制度を初めて1週間。
長男は、いつか委託を乱発させるために、
毎日最大稼げるぶんだけ稼いでいる(笑)
4.寝る前の片付けをしていなかったとき
これは、あまりやりたくないんだけど、
一個だけ設けたペナルティだ。
うちの子たち、片付けが本当に苦手で、
出したものは出しっぱなし。
何度言っても、何度一緒に片づけても
ケンカするし、続かない。
なので、お小遣い制度に乗っかって、
寝る前に、自分の物が一つでもリビングに出ていたら
30円もらう、ということにした。
そしたら、毎日、寝る前に片づけてくれるようになって、
わたしの気持ちが全然違う。
これが習慣になっていったら、
ペナルティはフェードアウトしていきたいと思っている。
子どもたちの反応
小学校4年の長男、2年の次男にとっては、
お金の流れのイメージが沸き、やる気を出してスタートを切った。
長男はポケカを買うために計画的に貯めると思いきや、
今日はローソンで248円のから揚げ君を買っていた。
自分で貯めたお金を実際に使ってみる経験を、
楽しみながら体験中だ。
次男は、お金をたくさん貯めて、タブレットを買いたいと言っている。
タブレット・・・1万円~2万円する。
でも、それも面白いな、と思っている。
コツコツ貯めていって、どれほどの金額になっていくのか見ものである。
三男は、借金するのでは!?というペースで、
「お母さんが買ってきた特別なお菓子」に手を出している。
払うお金がなくなったときに、どういう反応をするのか、
そこからなにか学ぶのか、楽しみだ。