音楽がなくても
お疲れさまです。
ちひろです。
私が昔に推してたバンドが、
相模原で主催フェスを終えたようで
すっかり地域密着バンドになったなと思った。
あんなに音楽のことを愛してて
まさに「No music,No life」だったのだけど
今やすっかり音楽を聴いていない。
昔好きだったバンドの最新曲も、
今はやっている旬の曲も、
何一つ知らない。
私の中で、知らなくてもいいものに
グレードダウンしたのだ。
私はそれを悪いことだとは思っていない。
音楽を最も愛していたのは10代の頃、
せいぜい20代前半の学生だった頃までだ。
当時の私は音楽を心の拠り所としていて、
聴く音楽によっては泣いたり笑ったり、
ときには前に進む力ももらっていた。
音楽こそ私のすべてで、
音楽とともに生きられる人生を
望んだことだってある。
そんな私が急に音楽を聴かなくなったから、
大層な理由でもあったのかと自分でも思うのだが
「イヤホンが壊れた」という
案外単純な理由で聴かなくなったのだ。
使ってたイヤホンが壊れたからといって
新しいイヤホンを買う気にもなれず
気づいたら聴かなくても平気になっていた。
少し前の私だったら即日で買わないと
耐えられなかったのにすごく不思議な気持ちだ。
ある意味、イヤホンが壊れたことで
私と音楽を繋いでいた一つの糸が切れて
「音楽に依存しないと生きられない私」を
解放してくれたのもしれない。
それくらい、私にとっての音楽依存は
不健康だったのだ。
今の私は音楽から得た感情ではなく、
自分自身の感情で生きられている気がするのだ。
そう言う意味だから、
音楽からの解放は悪いことではないのだ。
「音楽がないと生きていけなかった」頃の
私が今の様子を見たらどんな反応をするのか、
考えただけでとても面白い。