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おもに博多ちょっと鳥栖
あー!ラオスでこういうカオチー(フランスパンサンドイッチ)のお店に行ったことあるー!
博多・西公園の坂道をうねうねと歩いた先の頂で「今屋」が見えてきたとき、そう思った。
おじいちゃんがひとりで切り盛りしているハンバーガー屋(形状は明らかにホットドッグ)。最近は閉まっていることが多いと聞き、向かう前に営業しているか確認の電話を入れる。
「はあはあ!やってますー!」
こちらが言葉を発する前にそう言って一瞬でブツっと切られた。好い。
先客は2名。しかし腰がくっきり曲がった店主の調理時間は長い。ホットドッグ職人としてのこだわりが調理工程からありありと見て取れる。週末は1時間ほど待つこともあるそう。
右奥にオーブン、手前に鉄板
狭小ならではの機能性を感じる
ハローキティ、ハローホットドッグ
店主がこんなにポップなメニュー表を作るとは考え難いので、今屋を愛する常連さんが有志者となって放っておかないのだと思う。
これ注文する人いるんかな
ついにわたくしの番
店主から「今から焼きます」宣言あり
はい!と大きな声で返事。わくわく
店主から「熱いから袋に入れて」と、カウンター右下にあるビニール袋に焼きたてのホットドッグを入れるよう促される。
まあ熱いゆうても、とホットドッグを手にしてビビる。店主がホットドッグをトングで扱う理由がよくわかった。めちゃくちゃに熱い。ああああっつう!あっつう!と袋へスライドぎみに流し入れる。持てない。熱くて。
いざ食べるべく袋から出すと
おいしくなさそう
いぶし銀のホットドッグはどっしりしていて、なかなか食べ応えがあった。B級グルメとしては最高クラスではないでしょうか。
あと驚いたのが景観。今屋の向こうに海が見える。釜山行きのフェリーが出てるんだから、そりゃそっか。
博多に海や港の印象まるでなかったけれど
食べながら「昔の天王寺公園にありそうなお店やな」という話になり、あの頃の天王寺公園が恋しくなる。その土地に暮らす一人ひとりに、生きてきた歴史がある。それがどんなに小さな個人史だとしても、それを軽視した街の整備や開発は好かない。こういうお店があることは、街の豊かさにつながると思う。ほっとする。
休憩する店主(左)
同じ場所に座って記念撮影(ファン心理)
ハンバーガーとホットドッグの併記は気にしない
「全国三位」のランクインも、ダウンタウンのごっつええ感じのコント「お見舞い」を彷彿とさせ笑ってしまう。どういう位置づけかわからなくて曖昧で楽しい。
博多は大濠公園が地理的な目抜きというかランドマークになっているなと思うのだけど、西公園も野性味がありよかったし、そばにある西公園浴場もよかった。
なんの変哲もない銭湯なのだけど
なんだかラブリー
小さな銭湯ながら
共用部には選書された本が並び
ソフトクリームもある
連日ここでお風呂
夜の煌々とした姿もかわゆしピース
大好きな吉塚うなぎ(絶品)、水炊き、と定番の博多グルメを堪能し、六本松にある中華料理・你好朋友のピーマン炒めにも大感激。ナイス・ピーマン! 博多はおいしいものがたくさんあるなあ。焼きたての梅ヶ枝餅もおいしかった。
あと、博多のこういうところも好き。
博多の地下鉄各駅に設定されたシンボルマークを見ると、メキシコシティのメトロを思い出す。識字率の低さから採用されたピクトグラムでの駅表示は、外国からの旅人にとってもありがたかった
— 松本智秋 (@sanpogohan) June 21, 2021
博多のマーク設定、国内では初の試みなんだそう pic.twitter.com/kHLSI3T9f7
佐賀の鳥栖ではこんぱる本店へ。めっちゃかわいくないですか。
木ぃ!
玉子サンドが絶妙な味わいでとってもおいしい。カレー粉やスパイスを使ってるんですか?とマスターにうかがうと、「スパイスをいくつか。それと黒胡椒」とのこと。そこに甘い玉子焼きがよく合う。
いい喫茶店だった。近所にこういう喫茶店があればいいのだけど、ないんだよなあ。
ほんとおいしかった…!
最寄の田代駅は無人
駅からの光景もいい
鳥栖駅ではぜひかしわうどんを。おいしいうえにこのロケーション。最高です。
小倉駅構内で以前食べたかしわうどんのおいしさを記憶したまま、ここ鳥栖で再び。ホーム立ち食いでこの出汁のうまさを味わえる至福。おそるべし360円 pic.twitter.com/psljTNLYZC
— 松本智秋 (@sanpogohan) June 18, 2021
大分・別府編に続く。