これやって採用してくれない企業なんて行くな。必勝就活面接対策。 民間編 #08
4.絶対受かる面接対策
うわ出た。「絶対」ですってよ、奥さん。そんなまたしらじらしい…。
なんて声が聞こえてきそうですね。ご安心を、決してそんなことはありません。
私は、面接に対して絶対的な自信をもっています。一次面接では「君、本当に企業面接初めて?」と言われ、最終面接では「本来は言っちゃだめだけど…君には弊社にぜひ来てほしい」と言わしめた、最強の面接テクニックを伝授します。
あ、でも、あくまで理系学生向けなのでそこはご注意を。
普段から言葉を扱い、先読みして思考を巡らせる(言い過ぎ?)文系のガチ勢相手には通用しないというか、単純に能力比較で撃ち負けると思います。
コミュニケーションに自信がない、あるいは陰キャのあなたには、最強のメソッドになること間違いなしです。信じてもらって大丈夫。
ではさっそく結論にいきましょう。
「面接中は、素直になれ!」
…どうしました、拍子抜けした顔をして?
「素直になるって言ったって、そんなんじゃ自分の市場価値が見せられないじゃないか」と思ったあなた。実は、逆です。「素直であること」こそが、企業が最も求める価値なのです。
先に書いた通り、超大手エリート集団相手に通用しないのはこれが理由でもあります。
彼らは財力と人脈にものを言わせた「能力」でぶん殴ってきます。超企業は、その能力にこそ価値を見出してくるので、とがった面接や意味の分からないグループ活動などをさせ、卓越した才能を探そうとしてくるのです。
対して我々理系学徒、特に建築系は、エンジニアリングの世界です。あなたがアインシュタインであろうと、建物のことを完璧に網羅などできるはずがありません。
そもそも「一人」で完結することはなく、しかも才能を求められるような世界でないなら、重要になるファクターは何か?
「誠実・まじめ・勉強熱心・嘘をつかない」
よかったですね、がり勉と言われて馬鹿にされてきたデザインセンスのない我々が輝く時が来ました!
公務員は、より分かりやすく、「上からの命令を忠実にこなす」ことが基本的な使命です。
一方の民間企業でも、建築の世界は基本的に職人芸と同様で、経験を無限に積み重ね続けることこそが、技術者としての使命です。
コミュニケーションは取れないが、天才的なファサードを生み出せるような学生は、そもそも我々と同じコースには来ないでしょう。よく言えば皆のレベルが大差なく、悪く言うと、面接での「印象」が全てを決めるというわけです。
振り返って、「素直である」とはどういうことか。
笑顔を絶やさず、返事を返し、きちんとした言葉づかいで返答する。分からなければ、「分からない」としっかり言う(国家公務員試験の面接でも「分かりません」と言ったが通った)。
こんな、人間としての基本的・最低限の行動ができれば、面接に落ちるはずはありません。
…でも、私は知っています。
君たち、意外とこういうの苦手でしょ。
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