建築業界研究のすすめ。 民間編 #05

3.1. まずは業界を知ろう

そもそも建築学科の学生の就職先はどんな業界であるか、あなたはご存知でしょうか。
ここからは、総合資格学院出版の「建築学生のための就活GUIDE」という本を参考にしながら紹介します。

「建設」は広く「土木」と「建築」に分かれているとされます。
ではその「建築」。まずは開発計画と企画、それをもとにした事業計画、実際の設計から施工・管理、建ててからも運営維持管理やリノベ・建て替え事業まであります。もちろん、インテリア業界や電気設備といった、建築のどれかの要素に特化した区分も選択肢になるでしょう。まずは、自分がどの分野に適性があるのかを考えつつ、どんな会社や組織があるのか調べてみてください。自分の専攻内容と重ねてもいいと思います。

ぶっちゃけ、自分が何にワクワクするか、くらいの単純な気持ちに従ったほうがいいと思います。給料が気になる…なら現場監督一択ですが、精神的・身体的に持つ自信があるならどうぞ。
何かしら絶対「いい!」と思う要素があるはずです。私の場合それが今の就職先の分野でした。とりあえず、面白そうな分野がないか眺めてみましょう。まあ、業界というのは意外なところで繋がっているものなので、とりあえず仮で…のノリに収めることもありだと思います。

「どんな業界があるか」の理解は1日で終わるでしょうが、問題はどんな会社があるのか?を具体的に知ることです。
とりあえずネットで調べてみれば一通りはわかるとは思いますし、我々のような微妙なスペックの人間でも拾ってくれるような大企業は、間違いなくきちんとした就活者向けのものをHPに置いていると思います。就活ポータルサイトなどがあれば、それにひとまず登録してみるというのも良いと思います。

その過程で、Webパンフレットなどにぜひ目を通してみてください。もし、説明会などに出席する機会を得た人も、同様にもらった資料を、デザインの勉強もかねて隅々まで読んでみてください。
とりあえず10社くらい眺めてみて、なんとなく行ってみたいな、というところまで絞れたらもう半分クリアです。

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