理系学生はいいからとりあえずインターンに行け。 民間編 #06
3.2.インターン珍道中
さて、興味を持った企業は見つかったでしょうか。もしポジティブな見つけ方ができなかったとしても、大学のポータルサイトなどからうまいこと見つけてください。
ここでは、インターンについて書いていきます。
インターンに行けば、必ず自分が知らなかったことに直面し、それが就活への意識につながります。ポジティブなものに限らず、ネガティブなところもしっかり見ましょう。私の場合、お借りしていたデスクのすぐ隣の人がめちゃくちゃ感情を表に出す人で、ため息やら文句やら言っててすごく気になりました。そういうシーンこそ、様々な比較のきっかけになると思います(個人的にはまあギリ耐えられるなと思い、流しました)。
これがインターンにおいて一番大事な体験だと個人的に思います。正直学生には現場の詳しいことはわからないですし、HPに並んでいる文字列から空気感がわかるはずもありません。よく言う「インターンの時点で評価が始まっている」というのは半分事実ですが、たとえインターンでどれだけやらかしたとしても、向こうからすれば地方大の学生、くらいにしかとらえていないでしょうし、むしろその失敗を反省して…といった話につなげられれば大きなアドバンテージになるでしょう。
インターンに参加するうえで、私は大学の就職サポートを使い倒しました。
大学でやっていた就活講座のようなものに参加し、大量の資料を入手し、インターン先を適当に選ぶところまでは皆さんも同じだと思います。会社の選び方については前の章で書いたので、もう皆さんは困ることはないと思います。もっとも私は、そもそも社会勉強と就活の練習(修士いくつもりでした)のノリで、一番出勤時間が遅い会社だったというだけで選んだのですが…。
インターン中、意識すべきことはシンプルです。
それは、「解像度を上げる」ということです。
結局、皆さんは「自分の将来の姿」が思い描けていないから就活に悩んでいるのだと推察します。そんな時は、外からの刺激を与えるのが一番です。作品設計でも、行き詰ったら先人の作品を眺めてみたりすると思います。
インターンでは、自分より先にその会社にESを出し就職した人たちがたくさんいるわけですので、自分がその中に将来居るかどうか、なんて考え方をしてみるのもいいかもしれません。1~2週間程度のインターン期間中、暇を見つけては考えてみて下さい。
自分のやりたいことはこの会社でやっていることと一致しているか?
自分の目指す社会人にこの会社でなれるだろうか?
自分の夢はかなえられるだろうか(自分の夢につながるきっかけはこの会社にあるだろうか)?
10年後、自分はこの会社でどんなプロジェクトにかかわっていたいだろうか?
…など、可能な限り具体的になるまで考えていきましょう。
ここでどれだけ解像度を上げられたかによって、後々ESを書くときや、面接に臨むとき有利か不利かが決まります。まあ、詳しくはまた別の章に書きましょう。
さて、ここからは私のインターン珍道中について、できるだけ具体的に書いていこうと思います。そのほうが、皆さんもイメージしやすいかなと思ったので。もっとも、身バレしない程度に内容を若干変更しているところがあるのでそこはご了承ください。
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