オペラ:バイエルン州立オペラ、ワーグナー《ラインの黄金》新制作初日(10月27日、ミュンヘン・ナツィオナールテアター)
10月27日、バイエルン州立オペラの今シーズン最初の新制作、ワーグナー《ラインの黄金》プレミエを観ました。
ここは《ラインの黄金》世界初演の場所です。1869年9月22日でした。
バイエルン州立オペラはこれからシーズンごとに《ニーベルングの指環》全作の新制作を行います。
《ラインの黄金》のチケットは早々に売り切れており、現在残っているのは、まだ売り出していない来年7月28日と31日だけです。最高席は243€(約4万円)。ミュンヘン・オペラ祭期間中でもあり、発売されたら、即完売でしょう。
劇場前の階段でこんなことをやっている人たちがいました。
プログラム。
指揮はもちろん同オペラ音楽総監督ユロフスキ。
演出はトビアス・クラッツァー。
大型コンビで期待は最大級です。「このプレミエに来ていない批評家やジャーナリスト、関係者はいないのでは?」というくらい、オペラ界関係者や賓客が詰めかけていました。
なお、公演については『音楽の友』誌に書く予定ですので、ここでは触れません。
『音楽の友』をぜひご覧ください!
FOTO:(c)Kishi
以下、劇場提供の写真です。© Wilfried Hösl(3枚目以外)
アルベリヒとラインの乙女。
教会前の三人のラインの乙女を見ると、なんの引用か、すぐわかります。
ヴォータンとフリッカ。
『君のワルハラ、君のヴォータン』と書かれています。
フリッカはヴォータンのフィギュアを手にしています。
かなり笑える。
ニーベルハイムに向かうヴォータンとローゲ(左後ろ)。
この「旅」はヴィデオで投影されました。
ヴォータンが手にしているのはフライアのりんご。
フリッカを得るために左目を差し出したヴォータンは、通常、眼帯をしているのですが、ここでは白目(コンタクトレンズ)。
ニーベルハイム。これも何の引用かすぐわかる。
アルベリヒが着ているTシャツも笑える。
アルベリヒ、全裸です。
ただ・・・アルベリヒ役ブリュックはやはり気にしているのか、始終、足で股間を隠すため内股になってしまいます。それがアルベリヒの惨めさを倍増させているとはいえ、「全裸がマストなのか?」と思ってしまいます。
以下はカーテンコール。
指揮のユロフスキを迎えるフリッカ役グバノーヴァ。
歌手とコーラスが出てきたカーテンコール。
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Kishi Culture & Media Consulting Companie UG
代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)
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