音楽ニュース:ベルリン・フィル、今年のヨーロッパ・コンサート
ベルリン・フィルの今年のヨーロッパ・コンサートと同時中継が発表されました。
昨年のヨーロッパ・コンサートについてはこちらをどうぞ。→
https://note.com/chihomikishi/n/nbe323b1b068b
https://note.com/chihomikishi/n/n17222d589a5a
今年のヨーロッパ・コンサートは、主席指揮者キリル・ペトレンコ指揮で、スペイン、バルセロナの『サクラダ・ファミリア』が予定されていました。しかしコロナ状況でキャンセル、これに続くスペイン・ツアーもキャンセルされました。
代わりにベルリンのフィルハルモニーのフォワイエでのコンサートが発表されました。指揮はペトレンコです。
5月1日11時から、世界80カ国に同時中継されます。
ドイツではrbb(ベルリン・ブランでブルク放送)、rbbkulturとEuroArtsですが、デジタル・コンサートホールでも視聴可能です。
digitalconcerthall.com
プログラムはフォワイエの構造を活かしたもので、趣向に富んでいます。
まず、ボリス・ブラッハーの《ファンファーレ》で幕を開けます。そして、
アイヴズ《答えのない問い》
ペンデレツキ《Emanationen》
モーツァルト《ノットゥルノ》K.286
チャイコフスキィ《組曲第3番》
アダムズ《Short ride in a fast machine》
ペトレンコによると、「ペンデレツキのこの作品は初期の傑作ですが、ここではまだ演奏されていません。チャイコフスキィは、シーズン・プログラムがロシアに重点をおいていることが理由ですが、この作品は演奏される機会が非常に少ないと思います」ということです。
いつものステージとは違い、新しいコンサートの試みを、見る・聴くことができます。