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旅の記録:オーバーストドルフのスキーフライング用ジャンプ台

インスタグラム@chihomi_kishi_kcmc_music で予告したのですが、今日はオーバーストドルフのスキーフライング用ジャンプ台見学の話です。

ドイツは9月から珍しく夏日が続いており、10月半ばで30度に達したこともありました。
最後の夏日が続く10月半ばにオーバーアルゴイ地方に出かけました。

昨年、オーバーストドルフのジャンプ台について報告したのですが、その時はジャンプ台から遠くに見えるスキーフライング用ジャンプ台に行く時間がなく、ぜひ行きたいと思っていました。

オーバーストドルフのジャンプ台についての投稿は→


まず車を停めてジャンプ台に行くケーブルカーの入口に向かいます。


牛とロバがたくさんいて、カウベルがうるさい!!


ジャンプ台の下から。

写真ではよく見えないかもしれませんが、塀部分に飛距離が表示されています。


ケーブルカー乗り場にあった案内パンフレット。

入場料やガイド料、歴史も出ています。

『1949年以来ドイツ最大のジャンプ台』は建築家のハイニ・クロップァー(1918〜1968)の名前がついています。クロップァーはオーバーストドルフの近くインメンシュタットで生まれ、オーバーストドルフで亡くなりました。クロップァーはジャンプの選手で、ダルムシュタット工科大学で建築を学びました。彼が設計したジャンプ台は世界に250あるそうです。中でも地元オーバーストドルフのフライング用ジャンプ台は最大級のものです。

このパンフレットにはジャンプ台のデータが出ています。踏切地点の高さ : 3,33 m出発点の高さ : 72 m助走路の角度 : 39 度助走路の長さ : 122,5 mK点 : 200 mこれまでの最長記録 : 242,5 m。2022年3月20日。選手はドーメン・プレヴィチュ(スロヴェニア)

VRで体験できるのですが、座るだけでも恐い。

ケーブルカーに乗って上まで行きました。

正面の山に向かって飛び出します。とても恐い。

スタート地点

しかし絶景。オーバーストドルフの街の方向に向かってみたところ。

向こうに見える『観覧席』状の場所はトレーナー席です。

トレーナー席に立ってみると、確かにスタートから踏切までよく見えます。

踏切口の下から。

これがケーブルカー。上まで行くには途中で1回乗り換えます。

着地点の隣にはカフェ、レストランがありました。
これ、ビールではなくアプフェル・ショルレ(リンゴジュースを炭酸入り水で割ったもの)。

ちなみにウィキペディアによると、スキーフライング台は世界に5台だそうです。オーバーストドルフの他に、

・プラニツァ(スロヴェニア)
・ヴィケルスン(ノルウェー)
・バート・ミッテルンドルフ(オーストリア)
・ハラホフ(チェコ)

アメリカのアイアンウッドのジャンプ台はFIS(国際スキー連盟)が認めていない、とドイツ語のウィキペディアには出ていました。

ところで、女子のスキー・フライング・ワールドカップが初めて開催されたのは今年3月でした。
その折、ドイツの女子ジャンプ競技第一人者であるカタリーナ・アルトハウス(オーバーストドルフ出身)のインタヴューをテレビでたまたま見たのですが、「女子には危険ですって?!重要なのは訓練と能力よ」と答えていました。

FOTO:(c)Kishi

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代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)
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ご興味のある方は以下の投稿をご覧ください。




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