![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120052845/rectangle_large_type_2_14841efd158f280476ca72b1d30f5c54.jpeg?width=1200)
旅の記録:オーバーストドルフのスキーフライング用ジャンプ台
インスタグラム@chihomi_kishi_kcmc_music で予告したのですが、今日はオーバーストドルフのスキーフライング用ジャンプ台見学の話です。
ドイツは9月から珍しく夏日が続いており、10月半ばで30度に達したこともありました。
最後の夏日が続く10月半ばにオーバーアルゴイ地方に出かけました。
昨年、オーバーストドルフのジャンプ台について報告したのですが、その時はジャンプ台から遠くに見えるスキーフライング用ジャンプ台に行く時間がなく、ぜひ行きたいと思っていました。
オーバーストドルフのジャンプ台についての投稿は→
まず車を停めてジャンプ台に行くケーブルカーの入口に向かいます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120065150/picture_pc_b3d28fe16f662eb8403e2b568381edd5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120064195/picture_pc_9aca0b039d161976644dd3796635f8ff.jpg?width=1200)
ジャンプ台の下から。
![](https://assets.st-note.com/img/1698405623433-Qszqp9uqEV.jpg?width=1200)
写真ではよく見えないかもしれませんが、塀部分に飛距離が表示されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1698410203363-MqxLbfKopB.jpg?width=1200)
ケーブルカー乗り場にあった案内パンフレット。
![](https://assets.st-note.com/img/1698405788943-0rHZeE4Fr9.jpg?width=1200)
『1949年以来ドイツ最大のジャンプ台』は建築家のハイニ・クロップァー(1918〜1968)の名前がついています。クロップァーはオーバーストドルフの近くインメンシュタットで生まれ、オーバーストドルフで亡くなりました。クロップァーはジャンプの選手で、ダルムシュタット工科大学で建築を学びました。彼が設計したジャンプ台は世界に250あるそうです。中でも地元オーバーストドルフのフライング用ジャンプ台は最大級のものです。
このパンフレットにはジャンプ台のデータが出ています。踏切地点の高さ : 3,33 m出発点の高さ : 72 m助走路の角度 : 39 度助走路の長さ : 122,5 mK点 : 200 mこれまでの最長記録 : 242,5 m。2022年3月20日。選手はドーメン・プレヴィチュ(スロヴェニア)
VRで体験できるのですが、座るだけでも恐い。
![](https://assets.st-note.com/img/1698405801426-CsxfXhYTzh.jpg?width=1200)
ケーブルカーに乗って上まで行きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407015056-4MmvwnaBy6.jpg?width=1200)
正面の山に向かって飛び出します。とても恐い。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407087318-yGkXDPxrYp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1698407230315-7P2bsEKmSn.jpg?width=1200)
しかし絶景。オーバーストドルフの街の方向に向かってみたところ。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407153928-kPc2rUDhqZ.jpg?width=1200)
向こうに見える『観覧席』状の場所はトレーナー席です。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407337439-KMT1Z9BGDm.jpg?width=1200)
トレーナー席に立ってみると、確かにスタートから踏切までよく見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407438308-Nfe5rBstZ9.jpg?width=1200)
踏切口の下から。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407543904-43rajqkIs8.jpg?width=1200)
これがケーブルカー。上まで行くには途中で1回乗り換えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1698409874305-OB8QogmpWB.jpg?width=1200)
着地点の隣にはカフェ、レストランがありました。
これ、ビールではなくアプフェル・ショルレ(リンゴジュースを炭酸入り水で割ったもの)。
![](https://assets.st-note.com/img/1698407633450-NppSqdErbM.jpg?width=1200)
ちなみにウィキペディアによると、スキーフライング台は世界に5台だそうです。オーバーストドルフの他に、
・プラニツァ(スロヴェニア)
・ヴィケルスン(ノルウェー)
・バート・ミッテルンドルフ(オーストリア)
・ハラホフ(チェコ)
アメリカのアイアンウッドのジャンプ台はFIS(国際スキー連盟)が認めていない、とドイツ語のウィキペディアには出ていました。
ところで、女子のスキー・フライング・ワールドカップが初めて開催されたのは今年3月でした。
その折、ドイツの女子ジャンプ競技第一人者であるカタリーナ・アルトハウス(オーバーストドルフ出身)のインタヴューをテレビでたまたま見たのですが、「女子には危険ですって?!重要なのは訓練と能力よ」と答えていました。
FOTO:(c)Kishi
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
カルチャー・コンサルティングについてのお尋ね、ご連絡は以下までどうぞ。
Kishi Culture & Media Consulting Companie UG
代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)
info@kcmc-music.com
ご興味のある方は以下の投稿をご覧ください。