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バレエ:《トロヤの女》、ミュンヘン・ゲルトナープラッツテアター、04.07.24, Gärtnerplatztheater, München

7月4日、前日に続きミュンヘン・ゲルトナープラッツテアターに行きました。
バレエ《トロヤの女》を観るためでした。
新制作初日は6月28日でしたが、この日はバイエルン州立オペラのオペラ祭開幕《ル・グラン・マカーブル》プレミエと重なっていたため、オペラに出かけました。→

バイエルン州立オペラの本拠、ナツィオナールテアターとゲルトナープラッツテアターは約1kmの距離で徒歩15分ほどです。

《トロヤの女たち》はエウリピデスによる古代ギリシャ劇です。
これを元にギリシャ出身のアンドニス・フォニアダキスが振り付けをしました。
音楽はブライス・デスナー、アルヴォ・ペアト、ユリアン・タリッドの作品を組み合わせました。

プログラム。

プログラムの中に英語で説明がありましたので、掲載しておきます。

作品は、トロヤ戦争で男たちは皆殺しにあり、女性は陵辱され、殺され、生き残った者は情婦か奴隷とされてギリシアに連れられた悲劇を扱っています。
とくに王妃ヘカベー、ヘカベーの娘カサンドラ、息子ヘクトールの妻アンドロマケの悲劇が中心です。
カサンドラについては先日見た演劇《アガメムノン》でも少し触れました→

このバレエでは誰が誰か、区別されていません。
誰にでも起きうる悲劇なのです。

振り付け、音楽、美術、衣裳とすべてが融合し、協働し合う約1時間半、息を呑むような展開でした。

カーテンコールで満場の拍手を受けるダンサーたち。

この日は暑くもなく寒くもなく・・・劇場外からの写真です。

優れたバレエを有しているキエフまではここから約2000km。

FOTO:(c)Kishi

以下、劇場提供の写真です。© Marie-Laure Briane

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