コンサートとオペラの記録:ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)、6月19日ワーグナー作《トリスタンとイゾルデ》第二幕プレミエ、サッカー欧州カップ
6月19日、前日に引き続き、ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)のワーグナー作《トリスタンとイゾルデ》新制作の第二幕を観ました。
公演プログラムの配役表です。
昨日のメンバーに加え、新しく加わったのは
マルケ王:トルステン・グリュンベル
メーロート:ドミートリィ・ヴァルギン
これが上演開始前のようす。
上演後のカーテンコール
(ここまでの写真はFOTO: ©Kishi)
上記2枚の写真はFOTO:©Stock
この日の開演は19時30分。
今、サッカーのヨーロッパ・カップが始まっており、この日は18時からドイツ対ポルトガルでした。
ドイツは初戦でフランスに0:1で負けており、この試合に勝たないと後がありません。
私も後半はじめま、3:1でリードしたところまで見て、オペラを観ました。客席内でも上演開始まで携帯で試合を見ている人たちが多くいました。
上演終了後、すぐに携帯でチェックしたところ、4:2で勝利し、これで決勝トーナメント進出へのチャンスがでてきました。
ドイツにおけるサッカー人気は日本のそれとは比較になりません。
4年に1度のワールド・カップ、ヨーロッパ・カップは全試合中継され、オペラ劇場やコンサートホールのフォワイエにも試合の進行状況や結果が張り出されています。
劇場やホールのすぐ近くのビアホールやカフェにはテレビが特設され、開始直前ぎりぎりまで試合を見て、劇場やホールに飛び込む人たちもたくさんいます。
そんな光景が当たり前だったのですが・・・コロナで当たり前が当たり前でなくなりました。
サッカー・ヨーロッパ・カップも1年延期されて今年の開催になりました。
ドイツ、そしてヨーロッパはワクチン接種が進み、元の日常を少しでも早く取り戻そうとしています。
しかし、専門家は早すぎるロックダウン解除に警鐘を鳴らしています。
英国が悪い例です。
ワクチン接種がいち早く進んだのに、ここにきて感染者数が増加しています。昨年の例では夏はどこも感染がかなり収まっていたのですが・・・
インド株の脅威はすさまじいようです。