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コンサート、旅、歴史:シェーンベルク城の見学とコンサート

11月9日、シェーンベルク城の見学とコンサートに行きました。
シェーンベルク城は南ドイツ、バイエルン州のレーゲンスブルク近郊、ヴェンツェンバッハにあります。
結構行きにくい場所で、私は車で行ったのですが、迷いました。

https://www.schloss-schönberg.de

シェーンベルク城は13世紀に建てられ、長い歴史を持っています。
2011年、精神科の医者クリューネマン教授と心理学教授ラウホさんが共同購入、改修を進めています。
ただ、歴史的建造物に指定されているため、改修作業には多大な時間がかかります。
そこで改修作業も含め、見学、コンサート、結婚式などさまざまなイヴェントを開催しています。

この日は「1769年」と題して、当時の衣裳を身につけたクリューネマン教授とラウホ教授が城を案内、続いてバロック音楽のコンサートがありました。

城の外観
階段は残っていたレンガで補修したそうです。
木の床の補修には、チェコ(国境はすぐです)に知識のある職人がいて、アイディアを出してくれたそうです。
礼拝堂。メインの祭壇はルネッサンス期、右側の祭壇は18世紀初頭。
案内をするラウホさん。
この部屋は裁判所として使われていたそうです。
現在は結婚宣誓用の役所となっています。
ルネッサンス期の家具。
アウクスブルク近郊で見つけたそうですが、運搬と組み立てはイケアの家具より簡単だったそうです。
壁を洗浄したら、下からこのようワッペンと絵柄が現れたそうです。
鵞ペンの説明をするクリューネマン教授。
これはクリューネマン教授が愛用している懐中時計。18世紀のものだそうです。
暖房。結構暖かい。


スタッフたち。衣裳の説明もありました。
コンサートの広間を上からみたところ。
コンサートを聴こうとスタッフも上の階に移動中。
クリューネマン教授がコンサートと音楽家を紹介。

この日のプログラムは

  1. Jean-Marie Leclair: Sonate in e-Moll, Op. 2, Nr 1

  2. Giovanni Batista degli Antoni: Ricercata Seconda in d-Moll für Cello

  3. Johann Jacob Froberger: Toccata in a-Moll für Cembalo

  4. Michel Blavet: (6 Sonates mêlées de pièces, Op. 2): Sonate Nr. 4 in g-Moll

  5. C. Ph. E. Bach: Sonata in a-Moll für Solo Flöte

  6. J. J. Quantz: Sonate in e-Moll, QV 1:71

  7. J. Ph. Kirnberger: Sonate Nr. 6 in C-Dur

演奏はレーゲンスブルクの若い音楽家たち

フルート:Alberto Rosas
チェンバロ:Bernhard Grobbel
チェロ:Benedikt Schäfer


本や映画で見るより、もちろん臨場感もあります。
そしてその詳細な説明はやはり記憶に残りやすい。

音楽もそうです。
このような形でのライブもとても楽しい!

これはお城の庭の花でとれた蜂蜜です。
個人でも養蜂をしている人は多いのですが、最近は劇場などの屋上でとれた蜂蜜を売っている劇場もあります。
もちろん、なんの躊躇もなく買ってしまいます。

FOTO:(c)Kishi

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