旅の記録:Breitachklamm (ブライタッハ峡谷)
ドイツの最南部、ヨーロッパ・アルプスの北側にあるオーバーアルゴイ地方は自然に恵まれ、高級ウェルネス・ホテルもあり、人気の休暇地です。
これまで度々とりあげてきたオーバーストドルフの街はずれにはブライタッハ峡谷の入口があります。
ブライタッハ川は隣町クラインヴァルザータール(Kleinwalsertal)に流れています。
クラインヴァルザータールはオーストリアですが、オーバーストドルフとつなぐ道を通って、ドイツ側からしか行けないオーストリアの飛び地です。
オーバーストドルフもクラインヴァルザータールもウィンタースポーツで有名な街です。
10月半ば、このブライタッハ峡谷に行きました。
ブライタッハ峡谷はドイツ、あるいはヨーロッパでは有名で、毎年30万人が訪れます。中央ヨーロッパでは最も深い峡谷です。
氷河期にできたとされており、現在でも『動いて』います。
パンフレット。
夏も冬も歩くことはできますが、冬はかなり恐いかもしれません。
P1から赤線を辿り、車を停めていたため、クラインヴァルザータールではなく終点の赤のポイントからオーバーストドルフに戻りました。
赤線は約2,5 km で簡単に歩けたのですが、峡谷を外れてからの山中を登るのが結構難儀でした。
この峡谷を歩けるようにしたのは19世紀の終わり、ヨハン・シーベル牧師でした。貧しかったこの地域の人々を助けようと、観光地にするのが目的だったそうです。
入口付近にシーベル牧師の銘がありました。
こんな感じで始まります。右端に人が歩いているのが見えます。
峡谷の地質の説明。
だんだん深くなってきました。
写真の下部に、折れたように見えるのは渡ってきた橋です。
峡谷を外れ、山越えにかなり難儀して、やっと広い道に出ました。
先には地元では有名なフランス料理の高級レストランがあり、そこで休憩しました。
飲み物は『Eiskaffee』(アイスコーヒー)。
ただし、日本でいう『冷たいコーヒー』ではありません。冷たいコーヒーの上にヴァニラ・アイスクリームと生クリームがたっぷりのった、コーヒー・フロートのようなものです。
このレストランから、さらに、駐車場まで歩いたのですが、これがまた急勾配の下り道で苦労しました。
やっと降りたところにこれが。
iPhone によると、この日約10000歩、上がった階数は38階でした。
その2日前に近くの山を歩いたのですが、その時は約13000歩、上がった階数は66階でした。
双方とも、歩数は大したことはないのですが、山の(予期しない)坂道は上りも下りも結構大変です。それに普通のスニーカーだったのは私くらいで、ほとんどの人は山歩き用の靴を履き、杖を持っている人も多かったです。
ブライタッハ峡谷、おすすめです!
FOTO:(c)Kishi
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