旅の話:ドイツ、ロマンティック街道終点の街フュッセンとホーエンシュヴァンガウ城
ドイツに旅行する日本人の多くが訪れるのが『ロマンティック街道』、そしてその終点の街フュッセンからノイシュヴァンシュタイン城です。
9月29日、フュッセンで行われるフェスティヴァルのためフュッセンに宿泊しました。
フュッセンの街の中心部。
ここに面したホテル『Sonne』に宿泊。ルートヴィヒ2世の線画です。
部屋の中にバスタブが・・・。
部屋から見える風景。
30日にはホーエンシュヴァンガウ城に行きました。
ここは有名なノイシュヴァンシュタイン城の麓にあります。たくさんの観光客がノイシュヴァンシュタイン城に行きますが、ホーエンシュヴァンガウ城は素通りすることが多いと聞いています。
しかし、音楽や歴史に興味のある人は必見です。
まず、この城はヴィッテルスバッハ家のプライヴェートな城で、ノイシュヴァンシュタイン城を建設したルートヴィヒ2世が幼少期から多くの時間を過ごしたところです。
ワーグナーは庇護してくれたルートヴィヒ2世をここに訪れました。
それより先、アウグスブルクを追われたルターが1518年、逃れた場所でもあります。
城の真下の駐車場に車を停めます。
遠くにノイシュヴァンシュタイン城が見えます。
これまでは観光客や大型バスでいっぱいでしたが、コロナでまだまだ静かです。
徒歩で登ります。上がったところ。
城への入り口。
入ったところ。
ルートヴィヒ2世の母、マリー妃のピアノ。
1518年、ここに逃れたルターの話を描く絵画。
銀製のシャンデリアの飾りも白鳥。
ワーグナーが使った部屋の奥にある礼拝堂。
ワーグナーが弾いたピアノ。ワーグナーはここで《朝の音楽》という非常に短い作品を作曲しています。
ワーグナーが使ったベッド。
ルートヴィヒ2世はここから望遠鏡を使ってノイシュヴァンシュタイン城の建設を観察していたそうです。
ルートヴィヒ2世の居間からの眺め。
外階段から。
外に出ました。
この庭の一角にあるマリー妃専用のプール入口とプール。
庭園から見るアルプ湖。
下まで降りて、アルプ湖にほとりに立ちました。
私たちは音楽関係者のみの小さなグループでした。
専門的知識の深い人が特別に案内してくれ、こちらの専門家のどんな質問にもきちんと答えられるのには驚きました。
これまで知らなかったこともたくさんあり、勉強を重ねて再訪したいと思いました。
さて、私自身、ノイシュヴァンシュタイン城はこれまでも(数えてはいないものの)多分10回以上行っていると思います。近年は観光客も多く、待ち時間が長く、足が遠のいていました。
しかし城はコロナで観光客が訪れない時間を利用して、修復が進んだと聞いています。
さらにこれまでのような訪問の仕方ではなく、もっと興味を持っている人に対して、よりきめ細かい案内をするアイディアもあると聞いています。
ノイシュヴァンシュタイン城も、近いうちに是非再訪したいと考えてます。
FOTO:©️Kishi