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息子が中三で英検2級受かったこと・part 2 〜 オンライン英会話の効果 〜
息子の英語力をつけるためにやったこととして、前回、"DWE (ディズニー・ワールド・オブ・イングリッシュ)" について書きました。
DWEはとても良い教材ですが、他にもいろいろとありますね。
オックスフォード・リーディング・ツリー (ORT) もその一つです。
こちらの方が、ディズニーよりはリーズナブルで、自分でそれぞれの過程を選んで購入すれば良いので、扱いやすいかもしれません。
ただ、DWEは高い分、
「払ったからにはやらねば!!」
といった感じで、気持ち的に追い込まれるので、逆に継続しやすいかも?
オンライン英会話スクールについて
本題に戻りますが、DWEと並行して行ったのが、オンライン英会話です。
うちが選んだのは "Kid's Star English(キッズ・スター・イングリッシュ)" でした。
※ 現在このサービスは終了しているようで、検索できませんでした。
子ども専用のオンライン英語スクールでした。
フィリピンのセブ島にスタジオがあって、そこに先生が集まって授業されていました。
うちは週2〜3回くらい入れてたかなと思います。
主にSkypeを用いて、画面越しの授業を受けていました。
テキストはこちらの "Let's Go" と言うものを使用。
Let's Go | Oxford University Press
基本的には、テキストに沿って授業を進めていきます。
"Let's Go" は、イラスト多めのテキストで、中国人の方とかもこちらで初期の英語教育を行なっていると聞きました。
書き込むところもあり、こどもの生活に関わる単語も多く学ぶことができました。
フリートークが結構大事
授業のはじめはだいたい軽いフリートークがあり、
今日の天気とか、今まで何をしていたか? とか、今日学校でやった教科は何? 夕食(昼食)で食べた料理は何? 好きなテレビは? 好きなゲームは? などの質問があります。
なので、それに対する準備をしておく必要があります。
単語だけでなく、フルセンテンスで答えられるように促されていました。
この辺は、親が準備しておいて、事前にうちで練習したり、授業中は親が横でサポートする感じでした。
フリートークより、テキストの内容のが平易であることが多く、こんなフリートークができるんだったら習ってないわい!!!
と思うことも正直あり・・・。
聞き取って受け答えできるレベルは、はっきり言ってテキストのレベルよりはるか上です。。
子供だけでは、はじめは答えられないので、結局は親の能力が必要になります。
まぁ、そんなに難しくはないので大丈夫ですし、大体同じようなことを聞いてくるので、何回かやっていれば子供だけで受け答えできるようになります。
実はこれが一番いい訓練だったかもしれません。
"フォニックス" をガッチリやった
テキストの中で、フォニックスを結構やりました。
フォニックスとは・・・
フォニックスとは、発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法で、もともと英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発されたものです。
アルファベット毎の発音を先に学ぶことで、知らない単語でも、耳で聞いただけでスペリングがわかり、正しく書くことができます。
引用元 :英語の基礎基本フォニックス
これ、私が学生の頃は知りませんでした。あったら、もっとみんな英語力高まっていたのに!!
こちらでフォニックスを徹底的にやったおかげで、今の息子の英語力があります。
フォニックスは大人でも習得しておいた方がいいものなので、私もいっしょに勉強しました。
その中で、発音の仕方も学ぶことができ、英語力アップに大きく貢献してくれました。
先生の予約がキモ!
"Kid's Star English" の先生は、みなさんフィリピン在住の方です。
フィリピンはオンライン英会話産業が盛んなので、たくさんのサービスがあり、フィリピンの先生は優しい方が多いです。
特に男性の先生は面白く楽しいレッスンを展開してくれます。
ギルバート先生という男性の方がとても教え方が上手で、テキスト通りでなく、彼の中でもっと膨らませて発展させた授業を行ってくれて、かつそれがとても楽しめるように進めてくれていました。
ギルバートがフォニックスを楽しく教えてくれて、本当に感謝でした。
受け答えが上手だと手品を見せてくれて、手つきがとても上手なので、息子はとても喜んでいました。
ケラケラ笑いながらあっというまに25分のレッスンが終わり、いい感じで繰り返してくれるので脳への定着もバッチリでした。
この先生はかなり人気で、一週間前の夜中0時の予約時は、電波時計を置いて時報と共にクリックしたりして必死に押さえていました。
(のちに、ギルバートが日本にきてくださった時には会いに行ったこともありました。)
ただテキストをなぞらっていくだけの先生は、あっというまに授業が終わってしまい、無駄にフリートークの時間が長引き、こどもが困ってしまうこともありましたので、こどもとの相性が合う、なるべく上手に進めてくれる先生を探すことが大事でした。
デメリットとしては・・・
注意としては、フィリピンのオンラインスクールのデメリットがいくつかあります。
音声がよくないことがまあまあ多い。(回線が悪い? 電波が弱い?)
上記に関連して、途中で切れてしまうこともあった。
施設内の整備があまりよくなくて、隣りの先生の会話が入って聞き取りにくいことも。
とても教え方が上手な先生は少ない。ので、予約を取るのがたいへん。
あんまり発音がきれいでない先生もいる。
スペイン領だったこともあり、スペイン語訛りの英語の方もいる。(Rの時、舌巻きすぎ)
台風とか悪天候で急に休みになることも多かった。
スクールの冷房がキツいとかで、風邪をひいている先生が多かった
回線が切れたり、聞こえにくい時に伝える"フレーズ"というのも準備しておいて、本人が伝えたり親が話したりしていました。
キッズスターは、小学校3年くらいまで続けましたが、先生が変わってしまったので他のサービスを探しましたが、正直こちらが一番良かったです。
いいなと思ったサービスも、他の会社に飲み込まれることも多いですね、この業界。。
いくつか渡り歩いて、小学5年生くらいまで続けていました。
リアルの教室と比べると?
リアルでの教室とオンラインを比べるとどうかという議論もあるかと思いますが、私はネイティブ(外国人)の方と話すことが大事だと思っていました。英語ができる日本人の先生との授業よりも、外国人の先生との授業の方が実際の英会話に近く、将来の経験につながると考えていたからです。ドキドキの体験を重ねることで、耐性をつけてもらいたいと。
Skype自体の問題もたまにあり、繋がりが悪いこともありましたが、概ね良い授業を受けられたと感じています。
何より、時間や場所、天候を気にせず、自宅で受講できるのが最高です。
小学生は習い事も多いので、続けるには負担感がないことが条件になります。
Skype授業だったからこそ、(中学)受験期前まで続けることができたと思います。
細かい文法を学ぶよりは、どんどん聞いて、しゃべって、体で覚えていく、という体験ができたことは本当にありがたかったです。
(文法は、中学生以降の授業で習う形での習得で十分でした。)
なお、中学生になってからは、"Native Camp" を利用しました。
こちらは、子供から大人まで利用できるスクールです。
国籍も、フィリピンに限らず、全世界に先生がいるので、いろんな国の方とお話ができます。
子供や学生対応可能、の先生を選んで受講していました。
うちがよくお願いしていたのは、セルビアの女性の先生でした。
優しいし発音もきれいで、息子とほぼ同い年の娘さんがいらっしゃったので、話も合いやすく、楽しんでレッスンしていました。
(今は部活やテストで忙しいので、一旦おやすみしています。)
結局、親もやらないと・・・
このオンラインレッスン、小学生の間はほぼ親がつきっきりでした。
ダイニングテーブルで受講して、横のキッチンでご飯作って、わからなさそうだと駆け寄ったり。
当然のことですが、テキストの内容だけでなく、先生の授業中のお話も聞き取らないとレッスンになりませんので、その部分がこどもだけでは理解し切れない内容の時は、親のサポートが必要になります。
全て英語の授業だから、です。
私は学生時代は英語はそんなに悪くはありませんでしたが、飛び抜けてできたわけでもないですし、特に会話はあまり勉強する機会がなくて苦手な方でした。
子供が産まれるにあたり、「英語と音楽を身につけさせたい。」という思いがありました。
高齢出産でおそらく一人っ子になるため、兄弟との生活という環境は与えられない。
この先彼が生きていくにあたって、多くの人と関わりを持って、楽しく過ごしてほしいなという思いから、英語と音楽を小さい頃からいっしょに楽しみながら身につけていこう、という教育方針を自分の中で持っていました。
私自身も産休・育休中からオンライン英会話を受講し、発音の補正やリスニングの強化を行いました。
仕事でそれらを活かす機会は今の職場では多くないですが、たまに受ける外国人のお客様からの電話対応や、使用しているシステムの多くが英語環境のため、仕事を離れている期間に勉強していたことはとても役立ちました。
LとRの発音の違いや、舌の位置で音を出さない発音があったり、など、学校の授業でははっきりわからないことも、オンライン英会話で身につけることができました。
まとめ
できれば、ネイティブの先生に教わる。
できれば、フォニックスを教えてくれるスクールを選ぶ。
小学生のうちは、そんなに文法は気にしなくて良い。
親もいっしょに勉強する覚悟で、受ける。
文法は、中学校でやってくれます。それで十分です。
なにより、就学前にDWEなどで身につけた、良い発音を忘れないように続けることが大事だなと思いました。