ハウス・オブ・グッチ
監督
リドリー・スコット
出演者
レディー・ガガ
アダム・ドライバー
ジャレッド・レト
感想
序盤から、マウリツィオ・グッチを演じるアダムドライバーの苦笑いがなんとも良い。
パトリツィアを演じるレディガガが、マウリツィオに積極的にアプローチしてきたときのあの苦笑いが、良家の息子にしてはあまり社交的ではない性格をうまく表現していた。
それにしても、クリムトの絵画があるグッチ家、羨ましい。
アル・パチーノが演じる、アルド・グッチが、カタコトの日本語で日本人客に阿る姿がクスリと笑える。
御殿場にグッチを出店させると息巻く姿から当時の日本の高度経済成長が感じられた。
そして何より、パオロ・グッチという愛さずにはいられないキャラクターである。
特殊メイクによって面影を探すのも困難なほど風貌が変わったパオロを演じるのはジャレッド・レト。
何をやってもバカにされ、裏目に出てしまう彼を愛さずにはいられない。
グッチ家が崩壊しても、パオロだけは幸せになって欲しかったな。
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